イントロ 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章

イントロ
単行本の台割(構成)までも手がけるようになり、いよいよ専制の度合いが増してくる()

ここらの連載時にはアニメ化は確定だったはずで、するつもりでいたリモピーやようすけの正体ばらしができなくなり、あたふたする。

何でようすけが攫われたのか、思い切りウヤムヤ。彼を攫ってどうするつもりだったのか…はっきし覚えていない。

洗脳的なことをしてピーチと戦わせるみたいな展開だったような…
(基本的にはアニメと同じだね、カチューシャがプリュイになるだけで) ま、とにかく全部チャラさ。

学年誌(三年生)なんか悲惨のきわみで、次回柳葉リモーネ変身!で引いたら「彼の正体はばらしちゃだめだよーん」になっっちゃって、柳葉君は何だか意味不明の「不思議な力を持つわけの分からん少年」として4年に引き継がれていった。

どっちにしたって奴はミエミエだったんだからいーじゃんよ、と思うのだが…正体知ってびっくりってキャラでもないよね、ようすけとは違って(ようすけだって、名前から大体の人は分かってたと思う)。

おまけに、学年誌は作家が繰り上がるのかと思ったら据え置きで、学年上がった読者は全然違うももこたちと対面するという次第に相成ったのだ。なぜだ
??

アニメの話になるけど、私がデザインを起こしたサンドラファミリーとイグニス、彼らはオンエア前に依頼が来ていた。新コスチュームの漫画風アレンジがどうのこうのと頭絞った時期のチョイ後あたりだったような気がするのだ。

で…実は「イグニス」は「サンドラ」の筈だったのだ。つまり、あの女の子達はイグニス=サンドラの部下だったんである。正確には「火魔イグニス族」の「サンドラ」さんだったのだ。

あのね〜、マンガのシナリオに出てきた時に、「“サンドラ”って女の人みたいですよ〜止めましょうよ〜」とかなんとか、どーでもいい事ごねたんだね、私が(クラウドも「クラウディア」じゃないんですかぁ〜?とか言ったりしたね^^;)。「でも、名前は?」という富田さんに「イグニスって名前でいいじゃないですか〜」と図々しくも抜かしたんである。キッパリと() そしたら「イグニス」になって、「火魔ピュール族」になって(漫画では使わないわけだが)、だけどサンドラもちゃんと残ったんでした(気に入ってたんだね、この名前。他の作品でも使ったことがおありのようで…つまんないことでごねたもんです、私も)。 この時はアニメスタッフとの間に広告代理店のプロデューサーが間に入ったんだけど、漫画家が好き勝手やったデザインをアニメで動かせるように手直しをさせられたアニメ側こそエライ迷惑だったと思う。サンドラファミリーあっという間に昇天()

アフレコは何回か「ちゃお」企画だのなんだのでお邪魔したが、一度だけ「シナリオ会議」に連れて行ってもらったことがある。シナリオチーム(4)で、仕上がったシナリオの検討やら短期展開の確認やら担当回決めやらするのだ。富田さんが「来る?」っていうから喜んでお邪魔したら「まさか本当に来るとは思わなかった」と後で言われた。こんな面白そうなものに行かないわけないでしょ。その時にアクエルダの名前なんか提案したわけです。これは私が考えたわけじゃなくて、四年生の初期でまみぴが使った彼女オリジナルキャラ。…邪魔しないようにイイコにしていたつもりだが二度と呼ばれなかった()

第一章
さあて、今回いつにもましてスキャンが汚いです。新しいA4スキャナの仕様のせいなのか…丸まっている部分がひときわボケて汚い。おまけにヘンな影はいるし、ページの一部読み取ってないし。ま〜別に「見せるための画像」じゃないからい〜や、とそのまま…これはコミックスを持ってくださっていない人には全く関係のないセクションですので(笑)


落ち着かせる為ひっぱたくのは、方程式のようなものだが、だからこそ向こう様にもあったらしく…抗議のお手紙が。でも見てねーし、良くあるパターンだし。ここでデイジーの「いてー」に「デイジーは叩かれてないのにおかしい」と読者様から突込みが入った。

お子様には意味がわからなかったらしい
() しかし、これだけ外で騒いでいて気が付かない悪魔族は間抜けぞろいだ。


方法を考えた割には「あったりまえ」のことしかやってない二人。私の頭とページの限界です。


いま見ると凄いひわい。チェック入んないものだねー。担当編集者がTでなかったら入っていただろうか…?


どう転んだところでリリィとデイジーの力
(武器)でプリュイを倒せるわけがないのは分かってますけど…


もうなんかすっかり少年漫画というか戦いの場面ばっかだが、それでも習い覚えたラブラブは入れられるだけ入れる。リリィとデイジーをうっちゃらかして平気なピーチ。

…ってワケもあってかどうか、富田さんはここにキスシーンを入れた。しかし、私が没にして丸ごとシークェンスを作り直してしまった。結果が「パンツみえてっぞ」だ() マンガのようすけはアニメよりかなりラフだからなー。 

担当が
Mだったら頑としてキスさせてたかもしれない…。 この場面、ある意味面白かったので、シナリオに沿ったラフを落書きして後でまみぴにFaxした。ウケたよ〜。まだあるけど、お見せするわけには参りませんw (まだあるのがすごい。この前トーンケースの中から出てきたのだ。もっと凄いのもあるがそれは秘密だ)


両方とも左手。アホか。デビルマンのコミックスにこういうシーンあるんだよねー。まんまっす^^; こういうところはパクっても怒られないのね。…共通の読者がいないか()



ほらまた回想…マンガで描かれた「もとのままの/あたしの大好きな」ようすけクンの場面はそう多くないので何度も同じシーンが出てくることになってしまう。おにぎりは初登場だったかな。アニメと違って(原作とも違って・笑)これ以後ももこちゃんには、ようすけくんしか見えてません。


「あたしの運命」なんてエラソーに言っておいて、すぐ次の回で挫けちゃダメだと思うが、挫けさせた。担当
Tに押されて入れた台詞だから恨みがましく覚えている() 


何をしたら建物がこんなになるのだろう?…デイジーブリザードだろうか?自分でやっといてなんですが、爆撃じゃんか
()

フリートーク・ひなぎく

少女漫画コミックスは、よくそういうことをすると聞いたのでしてみた。一応設定紹介も出来るし。彼女たちの設定はピーチチーム会議で最終案が決まったものだ。

(
その前にちゃおの読者ページでようすけの分を適当にでっち上げさせられた記憶があるんだけどな。読者からの質問に答える形で。ようすけの「好き嫌い無し」とか「得意は数学、暗記科目は嫌い」とかのあたりはそのとき作ったような…) 大して重要視してなかったんだよね、どっちでもよかったんだよ…多分ストーリー展開上都合がよければいくらでも変えられていたと思う。

柳葉の趣味バードウォッチングってのには吹いた。いーけどね、彼には妙に似合っていて…。彼の立ち居地は最後まで意味不明だったと思う…漫画でもアニメでも。

ま、漫画の場合、学校が終わったらリモピーに戻ってももピーたちを空から見張っていたのだろう、ウン。…鳥でも見ながら。

第二章

愛のウエーブ初登場

そう、それまで一切言及されていなかったウェディングピーチ世界全体のキーワードともいえる「愛のウェーブ」はアニメのコンセプトが練り上げられて、その結果単行本3冊目にして始めて現れたんですね〜。

どんなコンセプトだ、おい。それまでは聖気とか何とかテキトーに言ってた。だから何か凄いものらしくってアニメに連動してコスチュームが変わって初めて出せるというか、出せたからコスチュームがかわったというか、そんなよーなもんらしい感じにこじつけられた。またこの「愛のウェーブ」が悪魔にとって不快なのか快かのかそこも分からん。

否定してみたり吸い取ってみたりする。要するにワケ分からないから、それなら勝手したっていいだろ〜
?!・・・とかさ…なるじゃん?(今までだって勝手なことしてたけど)

ちなみに「統一表記」は「愛のウェ〜ブ」だった。波だから。富田さんのシナリオ表記もそう。小四もしてたと思う(他は…知らない()) で、一応メインの「ちゃお」はオモキシ無視。三年も。いや、これは写植の責任でしょ、べつに「ー」でも「〜」でも私は構わなかったのですよ。構わなかったから特に文句も言わなかった()

あっという間に挫けるピーチ。ま、彼女の決心なんてこんなもの。リアルには正しい13歳の反応だと思う(笑) シナリオにも挫けるシーンあったし。 ただ、ようすけ照れろよ、といいたいが緊急事態だからそんなことも無いんだろう…(はい、自分でやったことです)

まあなんだ、また正体云々書かれる前にこちらから言ってしまえ!ということです、はい。先にやったモン勝ち。

このほっぺむにゅは、次号で使うつもりで出したんだけど(だから記憶を消すのがさぁ…ヤだったのね、ホントに)、5巻でまた使えるとは思わなかった。


戦いに向けての姿勢で、「愛のウェーブ」を出せるほどにピーチが強力になったのは新たなモチベーションを獲得したからだという理由付けをしたつもりです。


もう悪魔族の正体バラシはやめにしたのに、未だに不思議少年なようすけ。この後はずっと悲しく気絶したまま…。要は邪魔だったのだよね、後の展開に彼がいると。

ま、なんだよ、コイツ半分人間だから愛のウェーブもあるんだよ。ってことになると愛のウエーブって特別強力なパワーを持つ天使とか愛天使じゃなくて人間も持てるってことで…ほ〜ら矛盾が始まんのさ。「愛のウェーブ」ってのが何か凄い特殊な力らしい、なんてのはこの回だけだ。以後はいかに「強いか」って量的な事が問題になるだけ。


このネームを見たときTは「プリュイがピーチにラリアット食らわせたんだね」といった。まあ…なんというか、このまま地べたに叩きつけたりはしませんぞ、いくら悪魔でも。喉に一撃食らわせたわけでもないしさ。

このあたりのシナリオでね、ようすけは「ピーチ」を連呼するのね、変身しているから。で、私はそのシナリオに「ようすけは死んでも、ももこという!」とか書き込んでたのね() それを遊びに来たまみぴが見て大うけ(なので未だに覚えてる)

いや、シナリオには色々こっちの代替案とか書きこむワケだけど、そんなどうでもいい事かいてたってのは、余程ようすけが「ピーチ」っていうのが嫌だったんだろなー。あとピーチの口上「この如月の…」かなんかに、「話の中ではまだ夏だー!」とか突っ込んだりしてた
() 

Tは気にしないから、きっぱりカットしてたけど、ちゃんと毎回口上があったのね、まだこの頃は。作った口上はアニメで使ってたと思うから無駄にはなってない。アニメになれてよかったねだ()

なんとこの回と次回のシナリオが残っていた。…捨てない谷沢だ。なーんでこれがあるんだろう? 

「如月迎えし厳しきこの日」に「今は9月だ(マンガの中での時間)」と書いているではないか()。記憶は確かだ。が、今読んでみると…ははは、殆ど使ってねーじゃん。ピンポイントで拾って間を勝手につなげている…もう少し使ってるかなーと思ってたが…やりたい放題だ。凄い書き込みしてるのにシナリオの内容は忘れてたなあ。

フリートークゆり

おばあさまがフランス人で云々…ってのは後々マンガで利用させてもらった。ゆりは要するにサリーちゃんの「すみれちゃん」なのだ。(ひなぎくはよっちゃん。実際シナリオで3つ子の弟が出てきた。もちろんカットだ。それでなくても詰め詰めなのに…) クリスマスプディングは、ゆりがフランス系ならきっと好きではないと思うが、子どもにはお洒落に聞こえるだろうと勝手に決めて入れた() 私も相当いい加減だ。

 ちなみに確か柳葉君の好物もプリン
(コレはカスタードプリンのことだろうな)。いっしょね()

第三章

プリュイの邪渦は嵐みたいだったけどレインデビラ様のはチト違う(たまたま手頃なスクリーントーンがあっただけだ)

ここも難しくてね〜。「可愛そう」とピーチに助けられたプリュイが彼女の助けを拒んで自分だけ落ちていくってのがキモなワケだが…そこに入れなくって(-_-;) 同情されて小娘に助けられるのはミジメでね。で、「邪魔ピーがプリュイと共に過ごした時間の長さ」に置き換えて逃げました。

この辺の絡みでちょっこり最近降って沸いた設定なんぞも盛り込んで
(良く降って沸いたんだよ…)、最後は「ピーチを道連れにプリュイ自ら死す」です。ピーチを助けて欲しくは無かったんです、それこそ悪魔族の誇りを持って、悪魔の勝利を確信したまま死んで…いや、漂い続けて欲しかったんです、ゴメンナサイ。ついでにピーチにもう一押し。

ほーら思い出、しかも、ついさっきの思い出…(-_-;)

このシーンのリリィのオシリ好きです。かわいく描けてないですか?()

固まってない、かなりぎこちない新コスチューム登場。

いやー、そもそもはある日編集部に呼び出されて、会議室でピーチチーム
(各誌のピーチ担当者達)の一部と、ああでもない、こうでもないとアレコレデザイン画を描いては没、描いては没…何となく形になったものをTENYUの方に渡してそこから只野さんに…。どんなデザインをしたのかはすっきり忘れてしまったけど、後日やってきたのは、かなり違ったデザインだったと思う。

で、そのアニメ的なデザインを少女漫画で出すためにはどうしたらよかろう…?とまみぴと色々考えて
(他にも学年誌の作家はいたんだけどね、ここだけ特に親密だったのね)、すそに刺繍をつけたらどうかとか、三枚リボンは一枚を柔らかい感じにしたらどうかとか、アレコレ考えたんだけど…描いている間に固まるものだから、4年とちゃおも結構違ったものになってしまったんでしたね〜。

「愛の超天使ってなんだ?」って? 知るかそんなの()

ここではデイジーちゃんが私個人の代弁者です、はい。

セレーソさくら姉さんが天使界で結界を守ってるってのは、この時はまだ決めてなかったような…。

やっぱさ、忘れちゃダメだよ。恋する女の子にとって、共有した記憶を相手がなくしてしまうってのは、もの凄い喪失感だと思うのね。しかもいー感じだったんだし。…違うか?

それに、記憶を消すってことは、その時のその人の存在を消すって事だから、辛いことでも悲しいことでも忘れちゃって
OKって風には思って欲しくなかったりもするんだよなー…特にお子様には。

がんばれももピー:

フリートークがめんどくさくなったので、「がんばれももピー」をシリーズ化することにした。最後のコマは必ずももこ/ピーチの後姿「きゃだー」で終わること、これが決まりだ。…で、この巻はラストの聖サムシングブルー以外は面白いの無かったな…最後にはネタが尽きてまみぴに泣きついて一本もらった() あ、この「もしかして…」はシナリオのキスシーンを踏まえていることは分かりますよね!

海外版では、この「きゃだー!」は「Nooo!」だったり「Kyaaah!」だったり「Kyaaaa」だったり。なぜか英語版の5巻だけ「Kyadaaa」で統一されていた。当初「きゃだー」に抵抗があった私だが、こうなってみると「Kyadaa」が可能ならそれで統一して欲しかったと思う(勝手だね〜人間て)/ちなみに海外版の本編で「Kyadaa」が使われたことはないようだ。Kyaaどまり。

第四章

まだこの時はちゃんと毎月シナリオもらってた。回を重ねるごとに遠慮が消えていっていたが() 一応打ち合わせもまだしてた。この時期小学館であれこれ話した記憶があるんだから、打ち合わせだったんだろう。で、結果つまんで使うって感じだったっす。意図は汲む(?)…みたいな。

ま、なんですよ、マンガのももこちゃんは、もうようすけくん以外見えてないんですよ。けんかしようと何しようと、メロメロですし、自覚もあります() この点は遠慮なくシナリオってーか原作無視ですな。だってあそこまでいったらさ〜…?

シナリオは確かアニメと同じで廊下にテスト結果が…だったと思うなあ。

この巻の後半、どうもキャラがガキっぽく、というか、縮んでしまった。もともとすらっとした体型の絵柄ではないのがエライことになっている。…困ったもんだ。これに引き換えアニメのたくろうくんの素敵なこと() でも私のデザインが元になっているらしい。

富田さんに「今谷沢さんにカッコいいたくろうを作ってもらっているっていってあるよ」といわれた。…ちっともカッコよくなかったね
(-_-;)

マンガのイグニスはたくろうくんが受け入れて腕輪をつけた時、初めて彼の体に出入りできるのです。

たくろうの屈折したネガティヴな部分を出すためにこういうシチュエーション作ったんだと思うなあ、確か。こんなごつくて気色い腕輪始終してるわけにはいかないから、アニメではすぐにまともな腕輪に変わった…そりゃそうだよな、とアニメ見て思った。アレが動いた時は「ピーチの世界じゃねー」と思った(自分で作ったくせに…^^;) でもほら、アニメで腕輪使うなんて知らなかったし〜。

たくろうはね、当然最初からひな子とくっつくのが決まっていたわけで、じゃあ「柳葉先輩〜!」ってずっと言い続けたひなぎくが、幼馴染の彼に眼を向けるエピソードやキャラ作りをどうしようかと結構考えた。かなり屈折してるけど、それもひなぎくの目に自分がどう映るか知っているからで、彼女に対しては一途なヤツなのかもなー、と思ったら何となく見えた気がしたんでした。ただね、私がひなこに言わせてきた「柳葉先輩〜!」ってはっきしいって全く心がこもっていなかったからね〜。心変わりは簡単()

ひなこといえば、富田さんはシナリオ最後まで「ひなこ」で通したけど、これは「ももピー」の時とは違って最初っから「する気なし」でした
() 使ってたらどうだったって?…受けたというより、また「要らん手紙」が沢山来たってとこじゃないかと思うが…。「ももピー」もこの段階で貰ったらもしかして…切ってた??()

それまで普通の公立中学校だった花園中学は、アニメと共にミッション系の小等部〜高等部まである私立聖花園学園だったことが急遽判明。慌てて教会を紹介するエピソードを無理クリ入れたのだ。でもさ、だとすると1巻でゆりたちが柳葉とか風摩とか、そうとう目立つであろう男たちを知らないって、どう考えてもおかしいんだぜ。どっちかが編入組みか?ちなみにミミコ結婚するの回で「花園中学」といってしまっている。まーいーや、どうでも。

これだけ原作者の意図を踏みにじってんだから、嫌ならやらなきゃいいのに…と思うが「な〜ん〜で〜???」なこの台詞入れた私…ももこでなくても「へ?」となるでしょーよ?でも、たくろうがここに来ないといけないしな〜。

マンガでは「パワーアップ」でも、アニメは最初からコレだから、暫く旧アイテムを使い続ける(少なくとも半年は売らないとね)。で、この時、何ぼデザインは早くに決定するといっても、「新しい武器」「新しい技」(新しい玩具)がまだできてなかったんである。オモチャ会社からのデザイン待ちだったのだ!しょーもねー。

ランポのデザインは富田さんに偉く気に入られて、結果アニメキャラの仲間入りを果たした。ずっと可愛くなったけどね。こいつの処理も面倒だったろうに…()
ピーチのリボン4枚。誰も気が付かなかった…(-_-;)

でまあ、わけのわかんない技でお茶を濁したついでに、指輪の光が「例の本」を指し示すってーことにさせていただいた。だって偶然落ちてきたとか見かけたとかいうんじゃ、ほらー。やっぱり理由が無きゃ、S4と結び付けて考えるのもこじつけがすぎるというかー…なんで今、指輪が光るんだよ、って話もあるけど、それまでその部屋で変身したこと無かったんだもん♪

第五章

この時私の中でのマンガバージョンのS4の定義が大体決まった。

S4はずっと学園の教会にあったんである。 つまり「学園付属の教会で結婚式を挙げ、その愛がS4に認められたカップルが身につけているものに宿った」のだ。すんげーローカルな話だけど(笑) …で、愛天使の魂は地上のS4のエネルギーに引き寄せられるわけだから(これも私が勝手にでっち上げたんだったのかな?)、当然の結果そのカップルの子どもだったり孫だったり…ま、だから探す必要は全くないわけだ。最初から「あるところに」来てんだもん。「青い鳥」だね。

でも後付だから女神様は二巻で「探してください」なんて言っちゃってるわけだ。もうこの頃になると「だからなんだよー」と開き直れるようになっていたので平気(笑) 

も一つ言えば一巻の冒頭で、ももこの両親の結婚式のビデオのシーンがあるが、当然その頃この教会は存在していなかったので、どっか違う教会の中庭みたいなトコになっているが、それも気にしない。


よーくん御用達のブランド、ひし形マークのUmbroはPumaとかよりサッカー小僧の憧れだと未那がいったのだ。(第一描き易いのだ) よーすけタイミングよすぎだ。


シナリオでねー消化できない場面に出くわすと逃げ道を探すのねー。見つかると「よし!ここは使えるぞ」みたいな(笑) このシーンではラストのようすけの「自分で言って受ける」が逃げだった。ももこが色っぽく誰かに迫って云々って、ようすけがいうかー?ってとこで引っかかっちゃったのだね。



イグニスのお邪魔族ペット「ブラッキー」、これイグニスのデザインした時に一緒に渡したものなんだけど、その時は当然名無し。あとで○○魔とか何とかアニメ側でつけるだろうと思っていたんだけど、そのアニメスタッフは当時まみぴがデザイン画に書き込んだ「ブラッキー」って名前をそのまま採用したのだ(Faxでやり取りしてたわけさー例によって)。

まあ、そろそろ○○魔も出尽くしてたしな〜。で、ここでも「ブラッキー」。 この高笑いするイグニスはシナリオの彼の雰囲気を出そうとしたんだと思う。…「我輩」は結局使えなかったんですが…。


このシーンは好きだ。 お墓からゆりのおばあさん、聖サムシングブルー、ってシークェンスにたどり着いた時は「見つけた!」と思ったのだった。A-ha体験だね。

でもって、当然ももこの指輪と同じように普段は普通のイヤリングだ、ありがたいことに(笑) ここが出来ると、後はすらすら勝手に出てくる。…ということは原作を無視するということだ…。たくろうくん、メガネとれてます(・_・;) なんか間違い多いんだ、三巻。


おまけの「がんばれももピー」これも結構好き。ハエが飛んでるところがポイントだw