イントロ | 第一章 | 第二章 | 第三章 | 第四章 | 第五章 |
イントロ ここらの連載時にはアニメ化は確定だったはずで、するつもりでいたリモピーやようすけの正体ばらしができなくなり、あたふたする。 学年誌(三年生)なんか悲惨のきわみで、次回柳葉リモーネ変身!で引いたら「彼の正体はばらしちゃだめだよーん」になっっちゃって、柳葉君は何だか意味不明の「不思議な力を持つわけの分からん少年」として4年に引き継がれていった。 アニメの話になるけど、私がデザインを起こしたサンドラファミリーとイグニス、彼らはオンエア前に依頼が来ていた。新コスチュームの漫画風アレンジがどうのこうのと頭絞った時期のチョイ後あたりだったような気がするのだ。 で…実は「イグニス」は「サンドラ」の筈だったのだ。つまり、あの女の子達はイグニス=サンドラの部下だったんである。正確には「火魔イグニス族」の「サンドラ」さんだったのだ。 アフレコは何回か「ちゃお」企画だのなんだのでお邪魔したが、一度だけ「シナリオ会議」に連れて行ってもらったことがある。シナリオチーム(4人)で、仕上がったシナリオの検討やら短期展開の確認やら担当回決めやらするのだ。富田さんが「来る?」っていうから喜んでお邪魔したら「まさか本当に来るとは思わなかった」と後で言われた。こんな面白そうなものに行かないわけないでしょ。その時にアクエルダの名前なんか提案したわけです。これは私が考えたわけじゃなくて、四年生の初期でまみぴが使った彼女オリジナルキャラ。…邪魔しないようにイイコにしていたつもりだが二度と呼ばれなかった(笑) |
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第一章 さあて、今回いつにもましてスキャンが汚いです。新しいA4スキャナの仕様のせいなのか…丸まっている部分がひときわボケて汚い。おまけにヘンな影はいるし、ページの一部読み取ってないし。ま〜別に「見せるための画像」じゃないからい〜や、とそのまま…これはコミックスを持ってくださっていない人には全く関係のないセクションですので(笑) |
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愛のウエーブ初登場 そう、それまで一切言及されていなかったウェディングピーチ世界全体のキーワードともいえる「愛のウェーブ」はアニメのコンセプトが練り上げられて、その結果単行本3冊目にして始めて現れたんですね〜。 ちなみに「統一表記」は「愛のウェ〜ブ」だった。波だから。富田さんのシナリオ表記もそう。小四もしてたと思う(他は…知らない(笑)) で、一応メインの「ちゃお」はオモキシ無視。三年も。いや、これは写植の責任でしょ、べつに「ー」でも「〜」でも私は構わなかったのですよ。構わなかったから特に文句も言わなかった(笑) あっという間に挫けるピーチ。ま、彼女の決心なんてこんなもの。リアルには正しい13歳の反応だと思う(笑) シナリオにも挫けるシーンあったし。 ただ、ようすけ照れろよ、といいたいが緊急事態だからそんなことも無いんだろう…(はい、自分でやったことです) まあなんだ、また正体云々書かれる前にこちらから言ってしまえ!ということです、はい。先にやったモン勝ち。
このほっぺむにゅは、次号で使うつもりで出したんだけど(だから記憶を消すのがさぁ…ヤだったのね、ホントに)、5巻でまた使えるとは思わなかった。
ま、なんだよ、コイツ半分人間だから愛のウェーブもあるんだよ。ってことになると愛のウエーブって特別強力なパワーを持つ天使とか愛天使じゃなくて人間も持てるってことで…ほ〜ら矛盾が始まんのさ。「愛のウェーブ」ってのが何か凄い特殊な力らしい、なんてのはこの回だけだ。以後はいかに「強いか」って量的な事が問題になるだけ。
このあたりのシナリオでね、ようすけは「ピーチ」を連呼するのね、変身しているから。で、私はそのシナリオに「ようすけは死んでも、ももこという!」とか書き込んでたのね(笑) それを遊びに来たまみぴが見て大うけ(なので未だに覚えてる)。 なんとこの回と次回のシナリオが残っていた。…捨てない谷沢だ。なーんでこれがあるんだろう? 「如月迎えし厳しきこの日」に「今は9月だ(マンガの中での時間)」と書いているではないか(笑)。記憶は確かだ。が、今読んでみると…ははは、殆ど使ってねーじゃん。ピンポイントで拾って間を勝手につなげている…もう少し使ってるかなーと思ってたが…やりたい放題だ。凄い書き込みしてるのにシナリオの内容は忘れてたなあ。 フリートークゆり おばあさまがフランス人で云々…ってのは後々マンガで利用させてもらった。ゆりは要するにサリーちゃんの「すみれちゃん」なのだ。(ひなぎくはよっちゃん。実際シナリオで3つ子の弟が出てきた。もちろんカットだ。それでなくても詰め詰めなのに…) クリスマスプディングは、ゆりがフランス系ならきっと好きではないと思うが、子どもにはお洒落に聞こえるだろうと勝手に決めて入れた(笑) 私も相当いい加減だ。 |
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プリュイの邪渦は嵐みたいだったけどレインデビラ様のはチト違う(たまたま手頃なスクリーントーンがあっただけだ)。 ここも難しくてね〜。「可愛そう」とピーチに助けられたプリュイが彼女の助けを拒んで自分だけ落ちていくってのがキモなワケだが…そこに入れなくって(-_-;) 同情されて小娘に助けられるのはミジメでね。で、「邪魔ピーがプリュイと共に過ごした時間の長さ」に置き換えて逃げました。 ほーら思い出、しかも、ついさっきの思い出…(-_-;) このシーンのリリィのオシリ好きです。かわいく描けてないですか?(笑) 固まってない、かなりぎこちない新コスチューム登場。 「愛の超天使ってなんだ?」って? 知るかそんなの(爆) ここではデイジーちゃんが私個人の代弁者です、はい。 やっぱさ、忘れちゃダメだよ。恋する女の子にとって、共有した記憶を相手がなくしてしまうってのは、もの凄い喪失感だと思うのね。しかもいー感じだったんだし。…違うか? がんばれももピー: フリートークがめんどくさくなったので、「がんばれももピー」をシリーズ化することにした。最後のコマは必ずももこ/ピーチの後姿「きゃだー」で終わること、これが決まりだ。…で、この巻はラストの聖サムシングブルー以外は面白いの無かったな…最後にはネタが尽きてまみぴに泣きついて一本もらった(笑) あ、この「もしかして…」はシナリオのキスシーンを踏まえていることは分かりますよね! 海外版では、この「きゃだー!」は「Nooo!」だったり「Kyaaah!」だったり「Kyaaaa」だったり。なぜか英語版の5巻だけ「Kyadaaa」で統一されていた。当初「きゃだー」に抵抗があった私だが、こうなってみると「Kyadaa」が可能ならそれで統一して欲しかったと思う(勝手だね〜人間て)/ちなみに海外版の本編で「Kyadaa」が使われたことはないようだ。Kyaaどまり。 |
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第四章 シナリオは確かアニメと同じで廊下にテスト結果が…だったと思うなあ。 この巻の後半、どうもキャラがガキっぽく、というか、縮んでしまった。もともとすらっとした体型の絵柄ではないのがエライことになっている。…困ったもんだ。これに引き換えアニメのたくろうくんの素敵なこと(笑) でも私のデザインが元になっているらしい。 マンガのイグニスはたくろうくんが受け入れて腕輪をつけた時、初めて彼の体に出入りできるのです。 たくろうの屈折したネガティヴな部分を出すためにこういうシチュエーション作ったんだと思うなあ、確か。こんなごつくて気色い腕輪始終してるわけにはいかないから、アニメではすぐにまともな腕輪に変わった…そりゃそうだよな、とアニメ見て思った。アレが動いた時は「ピーチの世界じゃねー」と思った(自分で作ったくせに…^^;) でもほら、アニメで腕輪使うなんて知らなかったし〜。
たくろうはね、当然最初からひな子とくっつくのが決まっていたわけで、じゃあ「柳葉先輩〜!」ってずっと言い続けたひなぎくが、幼馴染の彼に眼を向けるエピソードやキャラ作りをどうしようかと結構考えた。かなり屈折してるけど、それもひなぎくの目に自分がどう映るか知っているからで、彼女に対しては一途なヤツなのかもなー、と思ったら何となく見えた気がしたんでした。ただね、私がひなこに言わせてきた「柳葉先輩〜!」ってはっきしいって全く心がこもっていなかったからね〜。心変わりは簡単(笑) それまで普通の公立中学校だった花園中学は、アニメと共にミッション系の小等部〜高等部まである私立聖花園学園だったことが急遽判明。慌てて教会を紹介するエピソードを無理クリ入れたのだ。でもさ、だとすると1巻でゆりたちが柳葉とか風摩とか、そうとう目立つであろう男たちを知らないって、どう考えてもおかしいんだぜ。どっちかが編入組みか?ちなみにミミコ結婚するの回で「花園中学」といってしまっている。まーいーや、どうでも。 これだけ原作者の意図を踏みにじってんだから、嫌ならやらなきゃいいのに…と思うが「な〜ん〜で〜???」なこの台詞入れた私…ももこでなくても「へ?」となるでしょーよ?でも、たくろうがここに来ないといけないしな〜。 マンガでは「パワーアップ」でも、アニメは最初からコレだから、暫く旧アイテムを使い続ける(少なくとも半年は売らないとね)。で、この時、何ぼデザインは早くに決定するといっても、「新しい武器」「新しい技」(新しい玩具)がまだできてなかったんである。オモチャ会社からのデザイン待ちだったのだ!しょーもねー。 ランポのデザインは富田さんに偉く気に入られて、結果アニメキャラの仲間入りを果たした。ずっと可愛くなったけどね。こいつの処理も面倒だったろうに…(笑) でまあ、わけのわかんない技でお茶を濁したついでに、指輪の光が「例の本」を指し示すってーことにさせていただいた。だって偶然落ちてきたとか見かけたとかいうんじゃ、ほらー。やっぱり理由が無きゃ、S4と結び付けて考えるのもこじつけがすぎるというかー…なんで今、指輪が光るんだよ、って話もあるけど、それまでその部屋で変身したこと無かったんだもん♪ |
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このシーンは好きだ。 お墓からゆりのおばあさん、聖サムシングブルー、ってシークェンスにたどり着いた時は「見つけた!」と思ったのだった。A-ha体験だね。 でもって、当然ももこの指輪と同じように普段は普通のイヤリングだ、ありがたいことに(笑) ここが出来ると、後はすらすら勝手に出てくる。…ということは原作を無視するということだ…。たくろうくん、メガネとれてます(・_・;) なんか間違い多いんだ、三巻。 おまけの「がんばれももピー」これも結構好き。ハエが飛んでるところがポイントだw |
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