谷沢直短編集 vol.1

ISBN: 3-7704-6240-8



Contents 「MIZUKI」パート1&2/「母ちゃん先生」、「紅龍起つ」(Boys Be Ambitiousより)

MIZUKIが38と40、他二本が34枚くらいという、かなり薄いコミックス。でも値段は同じ。まあ、Vol.2はパンサー本で(裏表紙のイラストはそこから。次回予告をかねているのだそうだ)200枚を超える一寸厚目の本になるから差し引きゼロって事なのか…あとから、「こんな原稿もあるけど」と恐る恐るお伺いを立てたけど無視だった(笑)

実際、MIZUKIはともかく他の二本は一応商業出版であるコレに入れるのに躊躇を感じたのだが(かなり恥ずかしいし)出したい、と向こうから言ってきたので、まあ断ることもないか…な、と。でもコレの売れ行きで真空地帯の単行本化を検討するといわれて一寸あせった。ふふふ…こんな薄くてそれでなくても売れなさそうなのにさ。


それはそれとして、今回も(WP・#7のときもあったのさ)本の編集過程で問題が。

WP7巻で、もう少しでページの偶数奇数が逆で本が出てしまうところだった事件があったのだ。つまり奇数で終わった回の次にそのまま奇数ページから始まっている「次回」を続けてしまったというわけ。当然つなぎカットか何かを入れてページを調整しなければならないところなのだが、それに気がつかなかったらしい。

そんなことがあったものだから、今回は「事前に本の構成をチェックさせて欲しい」と前もって申し入れておいた。けど、カバーと奥付を添付ファイルで送ってきただけ!おい、コレで済ますつもりじゃないだろうな、まさか?と思ったが、一応「前にも言っておいたけれど、ゲラ刷りを見せてくれ」ってメールしたら、「今回は偶奇を逆にするようなことはしていません」というメールとともにゲラ刷り(デジタル作業だからラフプリントアウトとでも言うようなもの)が送られてきた。マジでこっちが言わなきゃ送ってこないつもりだったようだ。

…ものの見事に逆にしてるじゃん。前と同じ。」奇数ページで終わっているエピソードの次にそのまま続けている。勘弁してよー! 

で、直してもらった。直してもらって、本が届いたら今度はコレ!中心がずれてる。ちなみにこのページは上にずれてる。いや、中心線を入れなかった私が悪いのかも知れませんけどさあ…でもってトドメ。奇数ページの左端に次ページの右端が入り込んで(っていうのか?)る!コレが何ページも続くのだ。…勘弁してくれよだ、ほんと。

ドイツ人がいい加減なのか、編集部の体質なのか、唯単に運悪くしょーもない編集者に当たってしまったのか…。一応丁寧に抗議しましたけどね。日本にも豪傑な編集者はいるけど、さすがにこんなのに出くわしたことはない。…はあ。(ってーか、チェックが入ると思うんだよね、事前に)

BACK