Co-mangaの出来るまで

2006-04-22
ドイツのブックフェアーでとある企画に参加するのです。お互いに8Pの原稿を担当。基本的にはそれぞれが独自で製作するのですけどラストで一寸ジョイントライブ(??)みたいなことをするようで、大まかな内容は打ち合わせなくてはなりません。ドイツでもこの本は出ているので「こういう作品を書いてる人だよ」と彼の本くれるかなーと思ったけど、タイトルを教えてくれただけだったので、自分で買うことに。

Techno Fatherだとドイツの編集者は言ったので検索したけど引っかからなかった。それはドイツのタイトルで、アメリカのタイトルはTechnopriestsだったのだ。まあどちらも司祭の意味があるわけだけど。

8Pというページ数は内容さえ決まれば数日で出来てしまう量だけれど、その内容が問題で。テーマが大きくて難しいのです。ただでドイツにいけるやー、と(それに今仕事も無いし^^;)簡単に引き受けてしまったものの、考えれば考える程難しい。で、ここ数日知り合いの編集者や作家の先輩に「ヒントくれ」メールを出したものの、それきり取っ掛かりもなくボー。

「Zoranとメールで打ち合わせをしてね」と彼と私宛のメールをうけとって、はや十日位。向こうから何か言ってきたら、それをヒントに何かひねり出せばいいかな、と思っていたんだけど、彼からもメールがありません。

あちらも同じ事考えているんだったらヤバイな(笑)

Already in big thinking process

2006-04-25

さて、ブックフェア、イベントやゲストに関してはまだ公式発表は何もないのだけど、着々と進んでいるようで「どう?」とドイツの編集者からメールが来た。どうも相方のほうからは何ら連絡がないらしく、「彼とコンタクトとってるの?」とも。

で、何にもやってない私は、I'm squeezing my brain at the moment. I've got some fragmentary ideas...Anyway,in either case if I got surprisingly good idea or not, I'll contact him within a couple of days..と返信。まったくの嘘じゃない。多少のアイディアはある。Squeezing brainなんて表現は英語ではないか知れませんが、感じはでると思って。ついでに言えば二〜三日中に、というのはできてない時に必ず使うフレーズです。別にあてがあるわけじゃないの(笑)

そしたら編集さんからZoran(とCCに私)へのメールにNao, who is already in big thinking process on the project, she wrote! :) と書かれてしまった。あうう…。英語何か間違ったかな?なんかエラく前向きで、すでに何らかの目処が付いているかのようだ。なんにもないのだ、なんにも!

さて、言ってしまったからには3日後には何かでっち上げなくてはなりません。それこそ脳を絞ってでも。

出しちゃったもんね!

2006-04-27

ふふふ、終わりました。とにかく送っちゃったもんね、ラフ案。あとは向こうが何か言ってくるまで、コレに関しては何にもしない。開放感です(笑)

日本語で書きなぐったメモを見ながら(コレは私以外の人には判読不能。所々に落書きがある。行き詰ったところだ・笑)、最初からWordで英語の文書を作成しようと思ったのだけど、途中でくじけてまず日本語で書きました。出来る人は、始めから英語で書いちゃうんでしょうね。

でも断片的なアイディアをメールにするのは日本語でも英語でも難しい。大体打ち合わせって会うか電話でするもんだし。お互い同じ空間にいて刺激しあって、そこで初めて何かがまとまってくる感じがあるもので。メールだと一方通行になってしまう感じだから。相手が何か言った時に、「あ」と思いつく、そんなところにいいアイディアが転がってたりするんです。

何はともあれ送らないと始まらないので「えい」と気合を入れて(?)メールを送信、あとはもう俎板の鯉。何とでもいってくれ、です。一番怖いのはZoranの反応かな…。プロフィールによると彼はYugoslavian。今で言うとどこになるのか分からないけど。(いま旧ユーゴに住んでいるのかどうかも知らない。仕事はアメリカやフランスの出版社らしいし)4年前にフェスで一寸だけ話したことがあるんだけど殆ど覚えていません。そーゆーヒトと現場で会ってなんかするって、不安なような楽しみなような…。


Have a nice weekend

2006-04-29

ラフ案のお返事がドイツから届きました。反応がないと「何か失敗したかな?」と悶々とする小心者なので(笑)とりあえずホッとしました。ふふふ、何年やっもこんなんです。

大体のアウトラインと幾つかの思い付きを送ったんですが、まあ好感触で、「コレとコレはいいと思う」みたいな。GreatとかPerfectとかWowとか!とかたくさん使った文面でしたが、何しろ国民性(それと英語のせいもあると思うけど)が違う。日本的にいうと「これいいんじゃない?」程度のことだと思うのだ。コレがアメリカ人になったりするともっとガンガン(笑)

Zoran君(年上に君はないか…)からは未だ何も無し。「どっかでバケーションでもしてるのかしら?」と編集サン。"Please, my dear, give us some reaction! :)"お茶目なドイツ人だ。 ネットカフェに行って。旅先でもメールチェックは必須だぜ(笑) 私は短期旅行しかないので、自動返信サービスを利用するけど。

で、メールの最後には "Have a very nice weekend - a great Golden week (it is next week, isn't it?)!" 偶然だけどこのところずっと金曜に向こうからのメールを受け取ることがなかったので久しぶりの表現で、一寸懐かしかったりしたのでした(GWを知っているのは、さすが日本の漫画を出している出版社) 金曜のメールには必ずといっていいほど入っていますよね、これ。

日本語を少し知っている人は、これにDon't be Hataraki-sugi!とか入れてきます。うん、働きすぎるほど仕事が欲しいぞ!(爆)

Zoran生きてた!(笑)

2006-05-09

いっちゃん最初の連絡があったのが4月の12日。で、"rough outline of the plot"の締め切りが5月10日。その後何度かメールのやり取りの間 @ Zoran: Please give us a sign!!! だけど9日になっても何の連絡もないのでドイツにメール。「マジ、このプロジェクトできるの?」…いずれにしても締め切りの日程は組みなおさきゃならないしね。 そしたら"I am a little worried,too, ....I'll contcat his French publisher to get his phone number and give it a try to call him!" ヲイ。ってーか、メールアドレスしか知らない人と仕事してるのかな…?彼のこと良く知っているような口ぶりなのに。

日本だったら何とか連絡とろうとして編集者あせりまくりの状態だと思うけど(上司からも怒られる)、これぞヨーロッパ?(笑うっきゃない)

なーんてやってたら、さすがにヤバイと思ったのかZoranから連絡が入った。忙しかったんだそうな。来週から手を付けられるって。何かメールを読めない状況にいるのじゃなかろうかと思っていたが、そういうわけでもなかったらしい。まあ、ホントのところは分からないけど。それにしても一言「今ちょっと手が離せない」ってメール入れとけば済むことなのに、そういう風には考えないのかしら。

アウトラインの締め切りはスパーンと伸びました。5月26日。ったって最終の締め切りはあんまり延びないので慌しくなるだけだけど…。それならそれでしょうがないけど先にちゃんとしてればこっちも予定を組むのにさ。ちぇっ。


ドイツの不思議

2006-06-03

フランクフルトブックフェアーの航空券、もう届いたっすよ。行くの10月だよ?早過ぎないか…?最初E-mailでルフトハンザのproposal for a flightとかいうのが来て、could you kindly let me know whether this fligth is OK for you?とのこと。他の時間帯にしてくれー、とかいったら対応してくれるのかな?まあ、OKしましたけど、電車始発出発になります(ガラガラでいいけどね) その後すぐにE-チケットが来ました。そしたらどうして始めに「航空券を送るので住所を教えてくれ」って言って来たんだろう…?(そもそも住所なんかドイツの出版社の方に聞けば分かることなんだけど)

そのProposal For Flight(旅行会社か何かから届いたものをそのまま転送してきた)に値段もちゃんと書いてありました(笑)ドイツ語だったけど何となく分かる。Kostetはコストでしょう。1007ユーロ。調べてみたら日本で、ルフトハンザのHPから買う方がちょっと安いようです。日本の方が安くなるとは。…税金が高くつくのかな。ちなみにエコノミーでした。招待だからちょっと期待してたけどヤッパね(^^ゞ一度だけビジネスだったことがあったんですヨ。

とまあ、ブックフェアー側は大先行しているのだけど、肝心の出版の方は実はアレから(またしても)1ミリだって進んでいない。例によって(?)Zoran氏は締め切りすぎても何も言ってこなかったので、も一度編集者にメールをしたら、Nao,you can start, I think! Zoran has to figure out his part - both of you should just figure out TOGETHER how you will manage the centre part of the little booklet!!おーい…あなたでしょ、お互い打ち合わせが必要になるからメールを交換してくださいって言ったのは。ヨーロッパの編集者ってこんな感じなのかなー?内容のチェックとかの要求もないし。出版社にもよるけど、日本だったらネームチェックとか絵柄チェックとか色々途中でするんだけど。

やることってのは、16P(+カバー)のブックレットみたいなのを、本の両側から漫画とコミックでスタートして(読みの方向が互いに逆なのでこういうことが出来るわけです)真ん中、8-9ページで互いのキャラが出会う、という構成。で、テーマがWest meets East,(Manga meets Comic)(漫画とコミックがこんにちわして何するんでしょ?)。だからある程度目線というか、あらかじめ到達点くらいは決めておかないと、ほら…。おまけにネタを相手から頂こうともくろんでいたというのに、おじゃん(他人に頼ろうとしてはいけないという事ですね(ーー;))

まーね、たとえ本が出来なくても(!)チケットは貰っちゃったからドイツには行くけど(笑)。てなわけで、予定通りなら今頃は大体のことは決まって、WC(ワールドカップ…トイレみたいだな)観ながら原稿描いたりしてるはずだったのに、結構ドン詰まるかもしれないなー、とか思いつつ、机に向かい始めた今日この頃です。…といっても、ドン詰まるまで本気でやらないんだよな。

それにしてもヨーロッパってこうなのか、それともドイツだからなのか…。多分Zoranはフランスの仕事Technopriestが大幅に予定オーバーしてるんだろうな。

実は先ほどManga Meets Comicのラフをデータにして、(手書きの日本語だと、翻訳者とはいえドイツ人には読みにくいだろうから)台詞をPCで打ち込んで(半日かかった…)英語で大まかな内容を付けて、EMA社に送信したのでした。12日辺りまでに、といわれていたのだけど、その12日にZoranクンあてに「どうなってるの、大丈夫なの?具体的なプロットをください」というメールを送る始末なので(CCでこっちにも来たのです)、何か言ってくるまでちょっと様子見をしていたのです。(出来ていなかったということもあったけども) 

結局何にも言ってこなかったのですが、締め切りから逆算するとどうしても週明けには取り掛からないとやばいから、とりあえず送ったわけです。そしたら自動返信で「21日まで会社には来ません。緊急の場合は同僚のAかBに連絡してください」。おいおい…締め切り(28日)近くなって連絡取れなくなるなら事前に言って頂戴よ。言わない?普通。

21日になってからじゃ遅いから(こっちが死ぬことになる)、仕方ないので同僚のAに「仕事の内容分かっているのかなあ…」と思いながらもメールを転送しました。そしたらまた自動返信で「20日までオフィスには来ません。緊急の場合は同僚のCに連絡してください(違う人だってのがまた笑える)」おーい…マジ!? 何でそういう人を緊急連絡先にするかな?

♪仕方がないから♪(黒ヤギ白ヤギの歌)Bさんに再度転送しました。今のところ自動返信は来ない…ほっ。もう笑うっきゃないよね。たぶん締め切りを越しても大丈夫なんでしょう。「このデッドラインを超えると厳しいので厳守してください」って言ってたけどさ。さすがにプロジェクト自体がマジで滞っていれば連絡してくるだろうし。

この辺がヨーロッパなのかなあ。それでもちゃんと地球は回るし(笑)会社は運営されていくんだなー…。

メールに返信が来ました。金曜早朝(向こうでは木曜夜ですな)に送ったメールに月曜返信。それも「自分は分からないから役に立てません」。どうせそんなことだろうとは思っていたけど、そういう返事ならば金曜日にちゃちゃっと出来るんでない?

私も薄々思っていたんだけど、出版社漫画&コミックチームは二年に一度エアランゲンで開かれているコミックサロンに出払っているので、戻って来るまで待てとのこと。水曜まで出てこないのは土日出勤(コミックサロンは木曜−日曜)なので代休を取っているということなんだろう。

それにしてもですよ、どこにいるか、宿泊してるホテルまで分かっていて、しかも休暇ではなくて、ばっちり仕事中なわけで、だから電話一本、あるいは携帯メールの一本くらい入れてくれるかな、とちょっと期待していたのだが。甘かったらしい…。

それを言ったらオフィスに来ていなくたってメールチェック位どこでも出来るわけで、それをしないメンタリティなんだから、電話してプロジェクトの進行状況を確認するなんて真似をするわけがないといわれちゃえばそうですがねー。

「(働き虫ではないけれど)ドイツ人はイタリア人よりは勤勉だ」という認識がドイツにはあるそうだけど、以前メールインタビューを受けたイタリア人はもっときっちりしていたよ?彼はフリーだったから仕事に対する意気込みも違うんだろうけどなー。

まあ、コレだけグズグズなんだから締め切りだってきっと延びる…と期待しているのですが。どうだろ。出来るところだけ進めておく、という事が出来ないわけじゃないのだけど、どうも存続が危ういかもしれないプロジェクトにこれ以上手をつけるのも嫌なので…ねえ。

ドイツのお仕事を少しやって日本戦みて今はハーフタイム。先制点を取ったときは「おお!?」と思ったけどロスタイムに綺麗に取られてしまいましたね。粘って粘ってロスタイムまでゼロに押さえていただけに残念。

2点差はかーなり難しいけどせめて一点差で勝たないかな〜とは思ってます。1勝は観たいし。それがブラジル戦だったりなんかしたら最高。オリンピックの時も見てたし、今度はA代表で見たい。まあ、決勝リーグ決まってるし、ブラジルのワールドカップはそこからだろうから、本気中の本気ってわけじゃないけど。

さて、恒例の(笑)ドイツ情報ですが、Zoran氏は何やらプライベートで大変で、仕事に手が付かなかったそうです。お母さんが病気で病院につめていたとか…。不思議なのは、「×日からはこの仕事に集中する」といったら、出来なかった場合「こういう事情で今は仕事にかかれないけれど何時頃からならできるから」なんて連絡を入れるものだと思うのだけど、事後報告が当然らしい。こんなものなんですかねー。

終わった〜。今朝。「締め切り」は6月28日で、「原則動きませんが、どうしても言う事情があれば相談してください」といっていたのに、2週間以上オーバーです。でもゾラン君はまだしばらくかかるらしいのだな。

「今週前半くらいに送ってもらえると、都合がいいのだけれど可能か」と向こうはのたまっているんで、今朝急いで送らなくても良かったのだけど、何時までも持っているとあちこち直し始めて、ああでもない、こうでもないと収拾が付かなくなるので(でもってそういう時って直すべきところを見落として、どうでもいいところに延々と時間を使ったりしてしまいがち…大いなる無駄です)送ってしまったのでした。

締め切りギリギリに仕上げるということは良くないことではありますけど、ある意味勢いで渡してしまえるという利点も。あまり持ち続けると修正のスパイラルにはまるのは結構漫画家共通みたい。

ところが朝方FTPで出版社のサーバーにデータをアップデートしてから、ヒロインの正面アップのカット「目のサイズが違う!」に気がつきました。「送っちゃったんだからしょうがない。まあ、当人が気にするだけ大して違わないことも良くある話しだしな」と諦めて寝てしまいました。

でも良く考えてみたら、修正したファイルを送れば、上書きされて古いファイルは消えちゃうので、知らん顔して送っておけばよかったかな?…で、昼間に起きてつくづく画像を見たらやっぱり目がいびつで変。起きたのは午後一時、あっちは朝の6時ごろだから、じゃあ出社前に直して送ってしまおう、と小細工しました。すでに修正のスパイラルにハマっているのかも。

それにしてもあちらの方々はやたらに褒める。文化の違いなのか?日本の編集者(まあ私の知っているのは2,3の出版社だけだけど)だと大抵なにか注文が付くものだけど。たとえよくても「まあ、大体いいと思うんですけど、ただ…」とか何とか。でもドイツ(あるいはアメリカ)はLoveとかGreatとか、そんな言葉の連発。very proudとかもあったな。

とにかく終わったので、部屋の掃除をします。ふふふ…しばらくうっちゃらかしてあったので悲惨この上ない。猫が3匹もいるんだからねー。


なんてことでしょう、昨日修正して送った漫画、「受け取りましたよ~」というメールを貰った後で別のページに「まあいいや」では決してすまないミスを発見してしまいました。OMG!

昨日直したヒロインの目は別にしらばっくれても「間違いじゃない」ですから、画力が無いだけの話で済むものでしたが、今度のものはキャラの柄。ウサギの耳の先っぽが黒いのが2ページ抜けて白耳のウサギになっていたのでした。

コレばっかしは誰が見てもあからさまな間違いなので、仕方ないから「間違えました。差し替えてください」といって新しいファイルを送りなおしたのでした。ばかだー。結構チェックしたんだけどなー。ああ、もう間違いはありませんように…。

ところで印刷用語なんかを英語でなんと言うかが分からなくて結構往生しました、今回。たとえば、「断ち落とし分余白」。印刷した場合に、ズレを考えて、本来の本の仕上がりサイズより3-5ミリ大きく描きます。で、「断ち落とし5ミリとってあります」というのが「???」 この手の用語は辞書には載っていません。英辞朗にも無し。結局そのまま説明するような言い回しになるのでややこしい…。


ブックフェアのお話。宣伝媒体用の写真を送って欲しいとのメールが。もし自画像の方がよければそれでもいいけれど、その場合も出来れば写真と両方送って欲しい、しかも出来るだけ早く。For one special magazine we would need the pictures as soon as possible!だけど、「いつまで」との言葉はなし。

うーん、どうして前もって言っておかないかな?ま、両方送るようにしますよ、といっておいたら昨日、「明日のドイツ時間12時までに送ってほしい」。ふむふむ、受信した時間から21時間後といったところか。実際に見てからは16時間ね。おい。期限をつけるなら2日くらい余裕をもたせろよ、と思うのは私だけ?

スナップで自分を撮るということをあまりしない私にはへんちくな集合写真みたいなのしかなくて、それじゃ小さいし、隣と後ろに人が並んでるわけで(頭の後ろに誰かのお腹さ(笑))、近いうちに友達捕まえてデジカメでとってもらえばいいかなー、位に思っていたのです。そしたらコレ。16時間以内に(しかも真夜中だ)誰かを手配する当てもなく、しょうがないのでセルフタイマーで本棚の前に座ってパチリ。あれ、髪が立ってるじゃん、しょーがないな、もう一度。…中々笑える写真です。ちぇっ。大体自分の写真て好きじゃないんだよねー(だからこういう時使える写真が無い)デジカメで撮り散らすのはネコくらい。

だからさー、早く言ってよ。自画像の方を使ってくれるといいなあ。
(結局写真は使わなかったようです。少なくとも目には入らなかった)
ドイツブックフェアネタです。刻々と煮詰まって(まさに煮詰まって(笑))きております。

私が参加するのは、フェアの企画イベント、マンガ&コミックセッション。16ページのパンフレットのようなもので、マンガとコミックスで前と後ろ(?)双方から始まって最後真中で会う、Manga meets Comicというネタ。(正式にはCoMangaに決まった) 最後の見開きページを白紙で残したパンフレットを事前に配布して、ライブで仕上げた最終ページを印刷に回し、シールに作って、観客に自分で貼り付けて本を完成させてもらおうという趣向。

「最後の1ページをライブで描くのに時間はどれくらいかかりますか?」とのメールがあった。そもそもが、一枚完全に仕上げてから次に進むわけじゃなくて、全頁、あるいは20枚くらいで区切って、下絵、人物ペン入れ、背景下絵…てな風に進むから、一枚何分、何時間という目安なんてつけようがない。

といっても仕方ないから「画面によるから、はっきりとはいえないけれど3−4時間くらいでしょうか」と返答したところ、「最大限一時間しか取れません」とのメールが来た。じゃあ聞くなよ、といいたいが、多分どこかで間違って一時間というのが伝わってなかったんだろうなあ。

1時間で一枚出来たらこんなに割りのいい話はないんである。手が速い人で、アシスタント総動員して一時間であがったらおめでとうじゃないだろうか。まあ、絵柄によっては(四コマとか、エッセイ漫画的なものとか)1時間もありでしょーけど。Zoran側からは2−3時間という返答が来ていた。彼はスクリーントーンとかは一切使わないからな、ペンもミリペンみたいなの使うし、細かい部分もあるけど、マンガよりは早いんだろう。それにしたって1時間は無理。大体私は遅い方なんである。

で、そのライブは午前11時からで、その後、午後4時からのトークイベントまでに印刷に回して、観客に配布するらしい。だから時間を逆算すると、使えるのは1時間位しかないのだとか。仕事は土曜と日曜、と聞いていたから土曜にライブをして日曜にトークをするのだと思っていたら、日曜は日曜で別にトークとサイン会があるらしい。

もうちょっと出し惜しみすればいいのに…と思ったけど、考えてみたら、土日に分けちゃうと、客は2日分の入場券を買わなきゃならない。それはそれで仕方がないのかもだ(せめて10時ごろに始めてくれないかなー)

てなわけで、「ライブ」なんて形だけで、ちょっとだけ残しておいて、形式的にチョコチョコ描きこむ位のことになるみたい。パフォーマンスとしてはつまらないだろうなーと思うけど、コレも考えてみたら、かなりマンガが好きでない限りマンガ描くところを延々と見せられるのも、却って退屈かもと思ったのでした。自分でも描いていたりすると、すごく興味あるだろうけど…。