小学館マンガ賞児童マンガ部門の佳作に入ったのが私のデビュー作なのですが、その時2本応募していて落ちた方が元ネタ。より男の子向けの方が採用されたわけだ。
で、それから暫くして「ぴょんぴょん」から「線を太く直して、これをウチに載せてみないか」という連絡を頂きまして。（ぴょんぴょんは少女漫画のくせに「線を太く」「勢い良く」とコロコロより余程言われた。ま、私の立ち位置もあったんだろうけど、あくまで「子供向き」を貫いた雑誌だったと思う）
でまあ、線をなぞったりして太くするくらいなら、新しく描きなおしましょう、ということで、ネームから練り直して作ったマンガ。何度も直しを食らいまして。結果できてみたら、３２Pが２８Pになって、話の展開も随分違ったものに。基本は同じなのに、肉付けが違うとこんなにも違うのか、というか…。
話は、まーいってみりゃ人間になって｢陽の当たる人生」をエンジョイしたい娘に、それを応援する母親と反対の父親との攻防。私の「父娘像」ってのは大体コレ。元の話は、原稿返してもらったので「夢有無」4.5に入れましたから、ご覧になった方ももしかしたらいるかも。好みは分かれるみたいでしたね。こっちの方には｢狼男」として早乙女君が出ていた(笑)
ﾄﾞ新人の読みきりだったのに、いまだに覚えてくれる人がいるようで、時々メールとか頂いたり。ありがたいッす。
