24日、ワークショップ初日。ホテルを出て美術館に向かったら大通りに市が立っていた。なんかのお祭りらしい。知ってたら無理しても早起きして冷やかして回る時間を作ったのに〜！と後ろ髪惹かれつつ博物館に。E とアニメコレクター軍団は、ゆっくりホテルを出てアニメ展を堪能したらしい。
なにせ10時開始と、博物館の開館時間より早く始まるので9時30分前には会場入りして準備しなきゃならない。結構あわただしい。...といっても持参した原画やアニメの設定画なんか並べるだけだけれど。
ワークショップ会場に入る前に、展示をざっと見てWP のアニメに関する話なんかをするってんで、入り口で待ってると、ちらほら集まってくる。14歳以上、という募集だったが、親に送ってきてもらっている子もいた。デュッセルドルフから来る子もいるとの事。で、時間通りには集まらない(笑)
これは日本に戻ってから記憶を頼りに描いたイラストです。まー、大体こんな感じだった...と思う。参加者は本当は10人。6人しか描いていないのは描いてみたらスペース足りなかったから(笑) 内男性は一人×二日＝二人。ま、｢ウェディング・ピーチ」の谷沢直だし、それでなくても男の子はシャイだしな。
しかし、一番積極的だったのはロシア人の男の子だった(大学生) 英語ペラペラだし、なんといっても年齢がいってるからなんだろう。
募集の段階で14歳以上、ある程度の英語が理解できること、とあったが、そうでもない人が結構いたらしい。うんうん聞いているが実は全然わかってない子もいた。英語に自信がないせいか、あまり質問もしない。
午前中だけは日本領事館から職員が来ていて(視察？)時々ドイツ語に翻訳してくれた。結構助かっていたようだ。職員さんがドイツ語に翻訳できたということは、私の英語が頓珍漢だったわけではないということだ、ね？
｢ドイツ人はシャイだから」とJ さん。うーん、デンマークでも聞いたこのセリフ(笑)
内容？ 一般的なマンガの描き方とか、アニメでキャラデザインをしたときの経験とか、アニメとマンガの違いとか適当に喋ってました。特にシナリオや流れを考えていたわけじゃないので2日間で内容も少し違ってた筈。で、アニメのキャラクターデザインとはどんなもんか、ってな話とウェディングピーチのキャラクターデザインのコピーを見てもらって、「じゃあ、自分のキャラクターを一人作ってみましょう。キャラクターの性格や好みを考えて、それに合わせた外見にしてください」
キャラデザインの実例。全身と表情集
でもって参加者が描いている間は一人一人回って、「ああしたら」「こうしたら」なんて話をしたり絵を直したり。これは大変よい間のもたせ方だと発見。ちゃんと働いてるように見えるし、前準備は要らないし、必殺技だ(笑)。面と向かって聞くと｢こうしたいのだけど、どうしたら良いのか分からない」ってな具体的な質問が出てくるものなんだという事も知った。言葉の壁も何とかなるし。
長丁場、ちゃんと持たせられるかしらと思わないじゃなかったんだけど、そんなこんなで、ちゃんと持ったどころか少々延長。少人数で助かった形だ。ワークショップの間には｢ヤバイ」と思った瞬間も何度かありましたが...(^^ゞ
｢性格や好みを考えて...」は少々ハードルが高かったようだ。ほぼ全員が｢普通の女の子」を描いた。どっかのアニメやマンガから借りてきたようなキャラになるにせよ、もう少しバラエティーが出ると思ったんだけど。で、反省して、翌日のワークショップではこっちが即席ででっち上げたキャラ設定をボートに書き出したものを元に作ってもらった。そしたら今度は｢キャラ設定から思いついたシーン」を描く子がでてきたのだ。そんな風には思っていなかったんだけど、こっちが思いもかけなかったことが出てくると面白い。単に言いたいことが伝わらなかっただけかもしれないが。
初日はワークショップが終わる頃を見計らってE が迎えに来て（笑）、街の中心で夕食。こちらにもザクセンハウゼン地区と同じような「居酒屋風レストラン」がある。「飲み物のお勧めは？」と聞くとやっぱり（?）アップルワインだという。味は違わないようだったなあ、「自家製」とか「直営」ってんじゃないみたいだった。当然ここにも日本語のメニューはある（日本人らしき客もいた）。あるんだが、料理の説明が少々英語のメニューと違っているような・・・。
E は日曜に帰国なので（月曜から仕事も学校もあるのだから当たり前だ。ウィーンまで直行列車で7時間だといっていた。大変だ。私がいなければ土曜に帰ったんだろうなあ）、25日のワークショップの後は一人でさびしく夕食（笑）
レーマー広場のソーセージスタンドでホワイトソーセージ。ミュンヘンの名物だけど、食べたことが無かったので。それにフランクフルターはでかいし。ここ二日重い夕食が続いて少々胸焼け気味だったのだ(^_^;)
