ケルン Köln 
朝7時ごろケルンに着いてみたら…寒い!(午後から日が出て、夏らしくなったけど)
観光案内が開くまでの時間つぶしにコインロッカーに荷物を入れて、ボンまで短い観光に行った。その日一日は何回乗ってもOKな鉄道パスだから。

とはいっても、街を歩いただけ。日曜日で市場も店も閉まっているし美術館の類(ベートーベンの家とか)は11時まで開かない。遅くなるとケルンの宿がとれなくなるし。教会だけは開いていて(当然だ)、ボンのミュンスター寺院はミサ中も公開していたので、観光したことはしたんだが(笑)

ホテルはライン川沿いなので、駅からキャリーを転がしながら進む…ヨーロッパの石畳は本当に曲者だ!
50ユーロ×2泊。少々お高めだったが、「ちゃんとした」ホテルに泊まるのも良かろうと思ったのだ。まあ、そうはいっても安ホテルには違いないが。

で、確かに安ホテルだったので、レセプションで鍵を渡されただけだった。しかし、さすがホテルだからなのか、部屋の掃除は毎日でゴミ箱もちゃんと空になってたんである。レセプションも24時間開いているから、出るときは鍵を預ける。ペンションとかBBだと連泊中部屋の掃除をしてくれないトコもあるから、チョイと贅沢な気分(笑)

レストランも経営してるホテルだったから朝食を期待したんだけど、大したことはなかったんでした。ちぇッ(笑) 朝食って大事だよね、どうせ付くなら。
でもって、やっぱり安ホテルなので設備はとっても安ホテル。

このホテルは隣の棟を改装していた。その
せいかどうか、湯がたっぷり出ない。しかも
あまり熱くない。コレは困った。

支払いが変わっていて、チェックアウトの
前夜、レセプションで預けてあった鍵を
受け取る時に請求された。前払いでも
後払いでもない。こんな支払方法は初めてだ。
土地柄を考えれ
ば、かなり経済的
で場所もいいけど
お勧めとは言えな
い…といったところ
…かな?
チョコレート博物館
Eが熱心に勧めるので行って見た。というか、ライン川沿いにあって、駅からホテル、その延長線上にあったのと、夜行で少々疲れていたのでルートヴィヒ(現代)美術館みたいな「高尚で難解」なところに行く気にならなかったので丁度良かったのだ。

なるほどの丸いチョコレートの包装紙の設計図
右上の写真、チョコレートの製造過程見学コース最後のカカオの泉(?)では係りのお姉ーさんがウエハースに浸したチョコを観光客に配っている。チョコレートの「出来立て」が冷えて固まったブツより上手いのかどうか知らないが、気持ち的には大変美味しい(笑)

一昔前のSFTVドラマに出てきそうなシーンだけど、サッカーボール型のチョコレート(中が空洞)を作る機械だ。どうして中身が空の「殻だけ」のチョコを作れるのかを懇切丁寧に説明している。カカオの歴史なんて展示もあるけど、こんなチョコレート製造機が稼動しているのを観られるのが売りらしい。

この博物館は大盛況。コースの最後はもちろんお菓子売り場で、皆さんチョコレートを山のように買っている。でも、「直営で安い」ってワケじゃなさそうだったけどな…

Beijing Pork-knuckle
観光地ケルンの観光地ライン川沿いのレストランなので、メニューに日本語がある。「北京ポークの指の関節」なのだそうだ。

私は「ナックル」でも、スライスしたヤツを選んだので、コレをどうやって食べるのかは知らない。
そのレストランで、料理を待つ間に隣のテーブルで陽気に騒いでいる一団をスケッチした。アコーディオンを伴奏に皆でドイツ民謡を歌っている。誰かの誕生日なのかなーと思っていたら、アコーディオンの彼の結婚祝いだった。おめでとう!

そう、落書きしているのを当のテーブルの客に見つかって(別に隠しちゃなかったが)見に来た人達と話をしたのだった(笑)。彼らはカーニバル(謝肉祭だろうね)でパフォーマンスをするプロ集団なんだそうで、「カーニバルって分かるか?リオのカーニバルみたいなヤツだ」(ドイツのは少々雰囲気が違うんじゃないかと思うが)といって、私の理解を助けるために(?)チラシをくれたのだった。
アコーディオンの彼はドイツ国旗色(三色)のカツラとレイをつけていた。08年ユーロカップの真っ只中、その日の夜にドイツの試合があったのだ。町中至る所屋外や店先に大型TVやスクリーンが設置されてユーロカップを放映している。
というわけで、その夜9時ドイツ-ポーランド戦のキックオフ。

始めは「皆楽しんでるな〜」と寛容な
気分(笑)でいたのだが…

部屋(2F)の窓のすぐ
斜め下に
オープンレストラン
があって、そこの大型TVへの
大歓声が
響き渡る。
試合自体は11時に終わって、オープンレストランも終了したのだったが…
ドアのないシャワールームからこだまして響き渡る音声。
音が異様に良く通るのだ。
シャワートイレ共同で、余裕で予算以下に収まるホテルより、こっちを選んだのは、それなりの値段で「共同」のホテルというのは、設備自体はしっかりしていたりする事もあるから、だったんだが…ハズレ。(ここはトイレのみ共同)

こういったホテルの質が観光案内で部屋取りを頼む時には細かい所をチェックできないのが難点なんだよな。予算とバストイレの有無だけで、ホテルの写真とかとか評判(カスタマーレビュー)とか分からないし。

11時過ぎてもやってるので、文句を言おうと服を着て部屋を出たところでプツッと止まった。誰かが文句を言ったのかも。

音が通るのはやっぱり工事のせいだった。スクリーンが設置されている側の内装が
剥がされているから、壁から何から共鳴してたに違いない