5/27 フランクフルトからリューベックへ
日本時間の午後1時が起床タイムの私はヨーロッパでは時差に苦しめられることは無いのだが、少々早起きになる。で、出発までの時間にホテルの部屋なぞ描いてみた。リーズナブルでスタッフも親切、朝食もいい。観光地には十分徒歩圏。中央駅はちょいと遠いが、歩けない程じゃない(荷物を持っては無謀かもだが)
不器用というか、夢中になるというか、すぐに作業スペースの物を落とす。家だと代わりがあるけど外では無いので探さなきゃなりません(笑)

以前「ヨーロッパのエレベーターの閉ボタンの有無」が話題になった時、その場にいた全員が覚えていなかった(欧州旅行経験者だというのに!)で、今回泊まったホテルの証拠写真。博物館のモノにも閉ボタンは無かった。

フランクフルト中央駅からハンブルク経由でリューベックへ
かなり寒くなってから、お姉さんが空調を切った。各コンパートメントごとに空調の調節は出来たんでした…。
   停車駅から出発するとすぐに検札が始まる。チラッとコンパートメ ントをのぞいて、新顔がいれば「切符を拝見」。車掌は替われど(三人くらい見た)、切符を見せたのは一度だけだった。申し送りしてるんでしょうね、立派。
やっとリューベック 

驚くことに(会う人皆鉄道は当てにならないというけど、それほどひひどい事には出くわさなかった)5分遅れただけでリューベックに到着。とりあえず宿を確保するために駅前の観光局に。ここは出張所のような小さなオフィスだ。
電話する端から条件に合わない。当たり前だ、パンフの料金はシーズン−オフシーズンの表記になっているのに、「最低料金」が指定条件前後のホテルに電話するのだ。5月末、真冬の料金で営業している宿があるわけが無い。

結局「少し外れた」ところにようやく見つかった宿は風呂トイレ付31ユーロ、共同24ユーロという(他に比べて)桁外れに安いところだった。この金額なら風呂トイレ付きでも十分予算内なので31ユーロの部屋を取ってもらう。
ここは手数料ではなく、料金の一割を前払いという形だった。ちゃちな代わりに(笑)金はとらない…?
「少し外れているけど徒歩圏内」のホテルは、お姉さんによると駅から徒歩20分ということだった。
駅を挟んで街の(観光の)中心とは反対方向に20分。安いのも納得だ。

バス便を聞くと近くを通るらしい。バス番号は
調べてくれたが、停留所は分からないので
「住所を見せてドライバーに聞いてくれ」。
そんなものなのか観光局って…。

ホテルの住所のメモをくれただけなので、
とにかく街の地図を買って、通りの方角を
確認した(観光地図なんかがカバーしてる
範囲を大きく超えてるので地図にホテルの場所は
のっていない)。ただで地図の類をくれないのは
フランクフルトと同じだ。

結局歩いたんだけど、キャリーを優しく転がして歩いたからか
(安物だから壊れるのが怖い^^;)、20分ではすまなかった。

やっとこ見つけて、入り口も見つけて(奥まっていて分からなかったのだ。
窓からのぞいてたら通行人が「入り口はそこよ」と教えてくれた)、ベルを
押したら…
Hotel Zum Scheibenstand
この矢印の細い通路(?)を入った奥に入り口がある

入り込んだ時にたまたま客が廊下を歩いていて、その客が英語を話せて、オマケに親切。幸運といわずして何と言おう
本当に全面的に完璧に幸運だったら、そもそもこんなことにはならないんだが…。
というわけで駅に戻ってさらに歩いて旧市街の入り口、
ホルステン門へ。中は歴史博物館になってる。
入ってみたが、ガラガラ。閉館時間が近かったからか…?

リューベック旧市街は緩やかな坂の街
ただ歩くだけで楽しい街だ

世界最大級のオルガンがあるというのが売りの(?)
マリエン教会のステンドグラス。髑髏だ。「新し」っぽい。ガイドツアーなんかあったら説明を聞けたんだろうけど…。
これもマリエン教会
じっと見入っている姿にその場で描いたりしたんでした。
教会は座るところが沢山あるからね。キリスト教徒でもなんでもない観光客もなんだか殊勝な気持ちになった…ような。
広場のベンチでスナックをかじっていたら、向こうに4人の男女がいるのに気がついた。いつの間にやら始まった中国風の音楽が流れる中、こんな様子でジーッとしている。

眺めているとゆっくり動いている。…ゆーっくりな太極拳みたいなものだったのかなあ?家族か?

ドイツでこういうものを見るとは思わなかった(笑)

7時も過ぎて戻って見ると最後のドッキリが待っていた。
今度は呼び鈴に答えてドアを開けるオバちゃんがいたのだが、「予約なんか知らない」というのだ。慌てたともさ。観光局で貰ったレシートを振り回して「予約したんだ、金だって払ってるんだ、このホテルに間違いないんだ」。必死だ(笑) この時間、観光局は閉まってるし今更部屋を探して歩けるかっての。

顔をしかめて宿帳をめくりめくって、オーナーに電話して、ああだこうだと長々話した挙句、「英語が分からないからオーナーと直接話してくれ」と電話を渡される。「二晩連続して空いている部屋は無いから、一泊ごとに部屋を動いてくれるなら」とのこと。連泊するのに荷物をまとめなきゃならない。とはいえ、文句をいえる状況じゃないでしょう。無い部屋は無いんだから。

こういう時、観光局を通してあるとペーパーがあるから「言った、言わない」てな話になることはないから、手数料なんかがかかっても、それだけの価値はある。今回はかからなかったんだが。
どっちが悪いのか分からないけど、部屋代を安くしてもらったってよかったんだよなあ。そこまで交渉する根性はない…すごくしたいけど(笑) 結局使った部屋は4人・2人部屋だったかしなあ…。しかし観光局では「バストイレつきの31ユーロ」だったんだけど、結果はバストイレ共同の31ユーロだった。だったら24ユーロの方にしておけばよかった。

初日の4人部屋。とっても広い。ムダに広い。
冷蔵庫も付いているのだが、そんなことは知らずに寝るだけと思って帰ってきているんで入れるものが何も無い。とてもムダ。

初日の部屋は天井は高いわドアは高いわ枠は歪んでるわの、古い作りな感じだった。しかし「隙間」は中に対してだし、道路側に面してなかったから、静かだったんだよな…。

ちゃんとバスタオルもグラスも4人分ずつ。バスタオルを何枚も使うと嫌がられそうだから(そりゃそうだ)一組しか使わなかった。