5/28 一日リューベック
別料金の朝食はとらずに、とっととホテルを出て、徒歩で駅を超えホルステン門を越え旧市街地に。歩く歩く。

ホルステン門には観光案内所(こちらは大きい)があって、ネット接続サービスもある。勿論有料だけど、リューベック観光局のサイトは無料。なんか「聞く前にネットで調べて見ろ」といわれているような気がしないでもない(笑)
 
朝食
これはひらいたかこ&磯田和一の
「ヨーロッパイラスト紀行」シリーズが
頭にあって描いたのは間違いない。
でもこれ一枚だけなんだな…(笑)
運河に囲まれた綺麗な町だ


信号が面白かったので…

マジパンの専門店ニーダーエッガー
ほとんどの客は観光客なんだろうなあ…
で、こんな写真を際限なく撮ってました^^;

Burgkloster(クロイスター博物館?)
ブラブラ歩いていたらぶち当たって、入り口(写真)に引かれてよっていったら博物館の入り口だった。Burgklosterは「カルチャーセンター」のようなものらしい。博物館については観光案内で買った地図も触れていなかった。

「コンビチケット」ってのは、美術館AとBという形ではなくて、「リューベックの美術・博物館」のうち×箇所へ入館できる、というものだ。どこを選ぶかによってお得度が大分違いそうだ…。多分ほとんど美術・博物館は網羅されているんだろう。

前日に行ったホルステン門(市歴史博物館)も、「入館可博物館リスト」の中に入っているが、チケット売り場では、そんなこと教えてくれなかった。

修道院の一部が博物館になっているようだ。一応十字軍とかその辺をテーマにしてるようだが、現代美術とか最近のものが多い。地域の歴史は発掘品の展示なんかもあった。

結構面白かったが、館内がガラガラで人っ子一人いなかった。休日とかは誰か来てるんだろうか…
昔の生活を勉強しましょう的な人形。子供の教育向けだと思われるのだが大胆な「ご婦人」が笑えた。説明はドイツ語だけなので、正確には何のことやら見当が付かないのが残念(笑)
明らかに子供の教育を意識している展示なのだが(学校なんかで来るんだろう)、こういう危ない絵(?)も展示してある。キャプションが読めないのが残念だ!

街の一角を、ほぼ100年ごとに中世から現代まで描いている絵は面白かった。さすがヨーロッパの街、面影がちゃんと残っているところが凄い(そういうところを選んだんだろうけど)同じ人物(子孫とか、そんな設定で)を、必ずどこかに入れておくとかすると「ウォーリーを探せ」みたいで楽しいのに(笑)


ブッテンブロークハウス
(マン兄弟記念館)
ルンでドイツの出版社EMAのスタッフと会った時に「ブッテンブロークハウス?トマス・マンを読んでるの?」といわれたが、はい、全く読んでいません。(笑)

「トニオ・クレーゲル」だけ(アレはすごく短いんのだ)。別にトマス・マンに興味があるわけでもなんでもないし、「マン兄弟」の事なんか何も知らない。

でもリューベックでは目玉だから、行ってみないとね。


人形博物館 TheaterFigurenMuseum
こじんまりした可愛い建物の中にシアタードール(というのかな?)がどっさり。フロアはそんなに広くないんだけどコレクションはかなりの物量が半端ない。オーナーの個人コレクションだというから凄い。

英語の説明は無いので、ただ見るしかできないが…(笑)

基本劇場用の操り人形なのだが、アフリカからアジアから広く集めていて、アフリカセクションなんかは人形博物館というよりは民俗学博物館のようだ。
写真OKというんで笑えるほど撮りまくった。何せ薄暗い中でガラス越しなんだから、ロクなものにはならなかったが。

日本の「文楽」まであった。男女一組と頭。素人目には一級品ではなさそうだったが、それにしても、こういうものが一般のコレクターに流出しているというのは驚いた。

オーナーによれば、文楽はなかなか出ないそうだが…


それにしても、これはナンなのだろう…?

ドイツ人のカップルが一組いただけで、ここでも貸切状態。
なので、きょろきょろしているアジア人は声をかけられやすい
オーナー夫妻


結局閉館時間まで居座ったんだよ…ここ最後でよかった(笑)

どこかの教会のタワーから見たリューベック
(どこの教会だか忘れました…^^;)
町並みを見ながらうろうろ歩き回っていたらこんな所に出た。
入り口が開いていたので入って見たらモスクだった。
トルコ移民社会があるわけだから、当然といば当然。
カルチャーセンターって書いてあるみたいだが…

リューベックでモスク(あるいはトルコ−ドイツカルチャーセンター?)なんか見に来る観光客なんか、、まず無いから面白がられたんだろう。

モスク(こういうのもモスクというのかな?…祈祷場所?)ツアーガイドの後地下の学食みたいなカフェでコーヒーを出してくれた。とにかく何言ってんだか殆ど    分からないんだから始末に悪い(笑)


こちらのオジさんとは辞書で少し話したんだけど、話にもならない内容だった。辞書で単語さすだけだもん。やっぱ駄目だな、会話の初歩くらい出来ないと。

 1960年にドイツに来たとか、家族が何人とか。「(自分を指して)俺はAltだ。Alt(=old)って分かるか?64歳だ」みたいなさ…

なんだかんだで外に出たのは8時半…。まだ明るいものの、夜は夜だ。開いてるお店を探して、夕食を買ってとっととホテルへ。これからレストランに入ってたら、遅くなってしまう。レセプションに行って新しい部屋の鍵を貰わなきゃいけないし、いつまで開いてるか知れたもんじゃない。
今度はシングルの小さい部屋をあてがわれるかと思っていたら、広くてバルコニーに冷蔵庫も付いているツインだった。冷蔵庫付いてるなら朝食だの飲み物だのも買ってきたのになあ…。

このバルコニーってのがまた傑作で、隣と又隣の窓と直結してる(下の見取り図を見てください)。出入り口があるのは左端の私の部屋だけだから、共用というわけでもない。ま、その気になれば窓から出入りできるが。

でかい幹線道路に面しているだけだから、うるさいだけで見るものもないし。…どういう作りになってんだ、ここ?
「バルコニー」…???


この幹線道路がまたうるさかったのね。夜には交通量こそ減るものの大型トラックがどかどか通る。日曜休むなら夜も休んでほしいぞ、ヨーロッパ人!
スーパーのチーズコーナー(量り売り)で、売り子さんに「チョッとだけ切ってもらえる?」といったらお姉さんは「出来るだけ薄く切ります!」。で、何にするってチーズの種類なんか分からないので一番高いのを買ってみた。100g2.49ユーロを50g。ホンの一切れだ。
一番高いチーズは、とてつもなく臭かったので部屋にこぼして怒られないように(あるいはその夜寝れなくならないように)、「バルコニー」で食べた。車の流れを見ながら…

美味しかった。旨かったけど、ほんっとーに臭かった。暫く自分が臭かった。なんかねー、いつまでも、どうかするとフッと臭いのね。

ビールの一本も買ってくればよかった。水しかねー(アホだ。チーズ買ったら酒だろう!?)