オーフス Århus 4-5日
スヴェンボーからオデンセへ、そこで乗り換えてオーフスに向かう。
発車15分前に駅に着いたら、オデンセ行きの列車が止まっていた。がホームや待合室にいる人たちは誰も乗り込んでいない。乗っていいものかどうか誰かに聞こうかと思っていたら(駅員は見当たらない)、一人が列車のドアを開けて乗り込んだ。そしたら他の皆も乗り込んだ(笑) 誰かが乗るの待ってたとか…?

「遅れる!」という話をよく聞くが、この列車は時間調整で止まった(多分…)。23分着が15分についてしまったのだ。が、すぐ次の駅では49分発が56分発に遅れた。…なんだこりゃ?
オーフスの市バス
北欧ではどこでもクレジットカードが使えるビミョーにウソ
ICチップが付いていないカードは使えない所がある。使える場合でも「ピンコード入れられないの?」とイヤそうな顔をされたコトも。もちろん私が泊まったような安いホテルは現金しか受け付けない。
到着した日、街は音楽フェスで大賑わいでした
翌日がが祝日だったしね…。

オーフスのホテル(B&B)

300クローネクラスが取れなくて、600のツイン・シャワートイレ付きアパートメントタイプの部屋。静かに寝れればそれでいいのに…キッチンも冷蔵庫も要らないのに…ムダに広すぎて床を転げまわりたくなった。マジ。

なんかバスタオルが「ラグ?」だったり(本当にラグだったのかも知らん)DVDデッキがあるのにドライヤーは無かったり豪華さの基準が違うような…(笑)

オーフスに着いた当日がフェスティバルに当たってしまったということで(オマケに翌日は祝日だった)部屋が無いのだという。どうにもこうにも仕方が無い。


部屋は綺麗だったしオーナーも感じよかった。日本からの客が来たこともあるそうだ。オーナーの友達が鵠沼でデンマークの織物の展示会をしたんだとかで、色々見せてくれた。

デンマークの観光局のホテル予約料は高い。千円強。だからかどうか、宿を取りたいというと宿のリストのプリントアウトをくれる。自分で電話して予約を取ればタダというわけだ。

でも、電話では「言った言わない」のトラブルになる場合があるし(日本語でもあるじゃん、そういうこと?)、英語で道案内されてもよく判らないしなので、結局高い金払ってもツーリストインフォで予約票もらう方が確か。
デンマークはみんなこんな感じだった


でっかい窓のカーテンはレースのみ。光を遮ろうという気は無いのか?夏はいつまでも明るい。

すっかり日が沈んでからだって庭の明かりはついてるから結構明るいのに…。
洗面台の鏡同様、デンマークの宿はみなレースカーテンしか付いていなかった。


普通の写真だと部屋の広さが分からないと思うけど…小奇麗さは伝わるかと(笑)

フェスティバルの〆か、祝日(憲法記念日)の始まりの花火だったのではないかと思う


宿が歩くには少々遠いのもあって(歩けないではないが)、観光局でオーフスカードというのを買った。市内ゾーン1の公共交通機関と美術・博物館のパスだ。観光局ならカードで買えるし、って目論見もあったんだけど(入館料をいちいちカードで払うのも面倒だけど現金の手持ちも少なかったから)見事に玉砕した(笑)

ただし、この都市一番人気の野外博物館「オールド・タウン」は30%引き。ケチ。市内といってもそれほど広く無いから、とてもお得というわけでは…ない。ので、もったいないから使い倒した。
というわけで(?)、現代美術が好きなわけではないのだがAros現代美術館。まあ、ここは野外博物館と並んで有名なところだが…。写真は「作品」。カメラを構えてる私が分かりますかね?鏡なのだが、分かっていても尻がムズムズする。高所恐怖症の人は無理かも
現代美術館のエレベーターには「閉じる」ボタンがあったのだ。さすが現代的な建物だ(笑)
現代美術ってのは、人間の負の部分を描写するものが多いから、そんなのばっか集まってると気がめいってきたりしません?
MOESGÅRD MUSEUM
泥炭地から出てきたミイラで有名。ここは「行ってみたかった」ところ。…わざわざこれを見にはこないけど、オーフスまで来て足を伸ばさないという話は無い。郊外にこれまたポツンとあります。
これは「説明展示」の写真。ホンモノの写真は無理^^;中はガラガラで思わせぶりな不気味な音楽と暗い雰囲気。とはいえ、基本的には先史時代~バイキングあたりの展示で、目玉展示とのご対面は最後の最後に、しかも遠くからという…。まあね、とりあえあず見た、ってそれだけのことだ(笑)。

オーフスカードが使えるので行こうかなと
思ってた所だった
写真展の様子。左端に移っているのは中国大使…だと思う。本当に写真だけだったけど一般展示は結構面白かった。「生理用品」とかピルとかあんのよ。確かに女性の社会進出に大きな役割は果たしたモノだ。北欧だな〜

医学博物館

大学内にある博物館…
これはカードを買わなかったら行かなかったかもしれない所だったが、意外と面白かった
少々困ったことになったが…(笑)
これで解説に英語があったらもっと良かったんだけど。どこでも英語は通じるが、どこも英語で書いてあるわけではない(-_-;)
こういう「診療器具」の医学史的な展示も沢山あるん
だけど、サーズに関するこんなものを集めたものも…
     人体模型みたいなちょっとグロ系も豊富(笑)
性教育に関する展示の割合がかなり高いと思う。この写真で分かりますでしょうか…これは受精の仕組みをモデルにしたものです。でもってモデルの精子の中には、どういうわけだかジェニーちゃんが入っている。

他にも「子宮に入ってみる」モデル(妊娠体験キットはその中に入っていた)とか、胎児を唐
竹割りにした模型とか(これ子供に見せるかなぁ)いろいろ。デンマークはどこのミュージアムでも「子供の学習」という観点が強く押し出されているのが印象的。現代アートでもそうだ。
オールドタウン(Den Gamle By)
昔の民家を移築して野外博物館にしたもの。裕福な商家や商店。実演があったり、書店やグローサリーでは実際にスタッフが当時の衣装で販売してたり。パンを買いました。江戸村民家園?カードで無料にならないここだけは人波も途絶えず、にぎわってた(笑)
占領博物館(Resistance Museum)
日本のガイドブックに載ってはいるが、カードが無かったら確実に行かなかったところ。というか、たまたまそばを通ったから入ってみただけ。
とても小規模な博物館。第二次大戦でナチスドイツに降伏たあたりの歴史を扱っているのだが、簡単な英語のガイドは貸し出してるものの、解説は全てデンマーク語。
私のほかにはカップルが一組いただけだし、第一受付に誰もいないし…
ヨーロッパで祭日ということ
デンマークはプロテスタントだから、カソリックの国よりは多少マシではないかと思うのだが、祝日の徹底振りには参った。カフェやレストラン、観光施設あたりは営業してるんだけど、普通のお店が全休。前日がフェスティバルで夜中まで営業してたってコトも関係あったのかなあ?

ホットドックやアイスクリームのスタンドも閉まってるのだ。開いているのはセブンイレブンとオーフス駅構内の小さいスーパーのみ。(どういうわけだかこの国ではセブンイレブンをやたらよく見た。オーストリアやドイツでは気がつかなかっんだが…ないのかな?)

女性博物館で「近くにスーパーマーケットありますか?」と聞いたら、「いっぱいあるし、遅くまでやってるわよ」といってセブンイレブンを教えてくれた。スーパーなのか、こっちでは?…高いのに
        
この日本人ビジネスマン集団は日本の有名氷アイスの営業でデンマークに来ていて、この日は観光をしていたのだった。アメリカ人の口から、しかも外国で日本の氷菓子の名前が出るとは。…日本人集団には挨拶したけど、話にはならなかったんだね(笑)
当然祝日で閉まっていたんだけど、市庁舎にはなぜか入れたんでした。警備員がでてきて、「ここまでなら入っていいよ」といったのだ。
オーフス駅で
7日の夜行列車オデンセ-ケルンの予約。
鉄道パスで乗れるんだけど、夜行はシートでも
予約が必要なんだそうだ。


自信なくしますな(^^ゞ
ケルンが通じないから、"Odense-Köln"って
メモも見せたんだが、Seventhが通じないとは…