2003年3月のイギリス旅行−3−
ダラム観光Durham


Tさんがまだ本調子ではないので、午後からJoの車で近場のダラム大聖堂を見に行く。午前中はJoとスーパー(モールという方があってるかな)に買出しに行ったりして、なかなか面白かった。地元の食料品店なんかは何処で見ても面白い。医師に処方された咳止めを買いに行ったら(大したことはないから、と市販薬を勧めてくれたらしい)、その銘柄は売っていなかった。

薬局のオバチャンは「ソレ(指定の薬)は置いていないけれど、こちらの薬と同じものだからこれを買いなさい。指定された薬はメーカー品だから割高よ」というのでそちらを買った。咳止めは殆どシロップ薬だ。「抗生物質を飲んでいるのなら(日本のお医者から貰ってきていた薬)腸内の善玉菌も死んでいるから、ヨーグルトを食べなさい」とかいろいろアドバイスしてくれた。Joは後で「knowledgeable」な人と描写。そういう風に使うのかー。

ダラムは今回の旅行の中で日本のガイドブックにも載っている数少ないメジャーな観光地の一つ。ダラム大聖堂を中心に広がる街。ヨークが圏内にあるからヨークミンスターに行きたいかな、といっていたのだけど、スコットランドから帰ってきたばかりではちょっとハードだからダラムにしよう、ということに。Tさんも体調崩していたから、ちょうどよかった(?)。

大聖堂前の広場有料駐車場で車から出る時に(管理人はいない)、コートを残していこうとしたらダメだといわれた。車荒らしにあうのだそうだ。「ここは地方だから、ロンドンほどひどくは無いけど、それでも…」とのこと。車はキーだけではなくて、ハンドルにでっかい固定具を付けてエンジンがかかっても、動かせないようにする。

トランクには、外から中が見えないようにシェードを被せることができるようになっている。うーん…。日本って、ゆうてもまだまだ安全なんだな。

Mr.ビーンで、ビーンが車を駐車したときにハンドルを取り外して持っていったために、エンジンをかけることには成功した車泥棒が失敗する、という描写があったけど、結構普通の話しなわけ?

町の歴史や規模ではヨークにかなわないようだが、ダラム大聖堂も建築、歴史的にかなり有名らしい。日本語のガイドブックもあった(この辺がメジャー度のスケールになる)…というか、ダラム大聖堂とダラム城は世界遺産なのに、扱いが小さいというべきか。大学として使われているダラム城

こういう建築物(大聖堂)の中に入ると、信者でもなんでもないけど感動しますわね。建築としても見ごたえがある。映画みたいでカッコいい。

博物館やヘリテッジサンターなんていうところもあるらしいが、行かなかった。

街中を散策して、大学として使われているダラム城を外から見て(申し込み制で見学が可能らしいが)、川のほとりをのんびり歩く。自分たちで行くと、「あそこを見よう、ここを見よう」とせかせかしてしまうが(セコイだけだが)こういうのもいい。

あまり疲れないうちに、と早めに戻ってきたらCarolineがアイロンをかけていた。生活の場にお邪魔しているんだなあと実感。
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アニック城 
Alnwick CastleUKnow
ハリポタに庭が使われたお城
一家そろってJohnの運転でアニックガーデンへ。アニック城そばの庭なのだが、城は例によってオフシーズンで閉鎖されているので庭だけ見るのだ。

このお城は"the home of the Percys, Earls and Dukes of Northumberland"って事はブラックアダー「パーシー卿」の事では!(だからってどうという事もありませんが。アレはでたらめですから)

写真は柵の外側から城の外観を取ったもの。いろいろな映画に使われているそうだが、最近ではハリポタの「グラウンド」として使われたというのが有名。お城の中に入ったらソレ関係のものとか展示されているのだろうか…


しかしそれにしてもどうしてこれで「アニック」って読むかなあ…
なーんにもない花壇(笑)
お城の写真では、手前に紫の花(ヒースだと思う)なんか見えているけど、ご覧の通り木はすっきり骨だけ。

右の写真の通り、折角の広大な庭も大分すきすきでした。うーん…夏に行けると、きっと奇麗なんだろうなあ。

でっかい噴水なんかもあるしね。(下の写真) その名も"The Grand Cascade "…凄い名前。ときどきドカーンと水が出る(笑)

ロールオーバーになってます。マウスを画像の上に置くと水が出ます^^
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バンブラBamburgh城とホーリーアイランドHoly Island
前日、夕食後のおしゃべりの時間に「明日は何処に行こうか?」バンブラ城はJoの一番好きな城だ、ということでそこからホーリーアイランドに行くことに決まった。どちらもガイドブックには載っていない。
バンブラ城
Bamburgh Castle
Banburgh Beachにから撮った写真。ここ、住めるらしい。ホリディの短期滞在お断りらしいが。すっごいねー。結婚式も出来る。持ち主はアームストロング家。…維持費大変なんでしょうね。サイトにはイギリスで一番の城だ!と書いてある。アームストロングミュージアムとか、城内ツアーとかいろいろあるようだ。かなり観光事業に力を入れているようなのに、どうしてガイドブックに載っていないのだろう。残念ながら今回は海岸から眺めただけ。

ビーチは岩場と砂浜の両方。なかなか遊びでがある。UKNowでみたら、ここ、エリザベスのロケ地だった。どのシーンなのか…一度観たけど、そんなに見込んでないからなー。覚えていません。
Addington家はよくここに子供を遊ばせに来ていたそうだ。お茶セット(ティーバッグと魔法瓶にカップをちゃんと持ってきている^^)とママ特製のカップケーキを出して車の中でお茶をした。こうまでしてお茶を飲むのが妙にイギリスな感じだ(笑)

Holy Island
ここも面白そうなところなのだよ。なんで本に載ってないかねー? 位置的に中途半端なのか… 
イギリス最北端に位置する歴史的な島なのだそうだ。少ない時期は150人程度の人口に対して、毎年世界中から50万人以上の観光客が来るらしい。ふーん。潮の流れによって本土から切り離されてしまう島なので満干の時刻表をが用意されている。この時は車で行ったけど、夏場は湿地を歩いて渡る人たちがいるのだとか。Pirgrim達は十字架を持ってわたるのだ。
何も無い、誰も居ない…(寒い!)

歴史的な見所もあるけど自然が売りらしい。ウン、夏場は色とりどりの花に鳥に…さぞかし奇麗だろうが、今は灰色。土産物屋もミュージアムもティールームも皆閉まっていた…(笑うっきゃないだろう。ま、判ってて来たんだけど。殆ど人っ子一人居ないんじゃティールーム開けてもね…)

三月下旬とはいえイングランド北部、かなり寒いだろうと覚悟して行ったのだけど、基本的に暖かだった。奇跡的に旅行中に一度も雨に降られなかったし。…ただ、この日は本当に寒かった。コート持って行ってよかった…。

あ、この辺に行くことがもしあったらキッパーズ(ニシンの燻製)を試して見ましょう。美味しいです^^

”アメちゃん”
Carolineはいつも飴を持っている。うーん、日本でもおばさんはよく飴を持っているものだが、イギリスも変わらないのかも^^。で、このアメ、みんなミント味なのだ。キャラメル味、、チョコ味、軟らかいの有り固いの有り…なのだが、みんなそれに「ミント味」が付く。美味しいけど、ちょっと不思議な味。
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