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Series 1 [1994]
私が買ったときは値引きで£9.97 だったんですが、今見たら定価£14.99 になってました。…なんでだろ…
The Complete Collection
Series 1 To 4
DVDbox です
日本語版
DVDBOX
10話のみ10枚組み
Sirです。シェークスピア俳優です。偉いお方が主演。他にも何人かの主演候補がいたようですが、おおむねファンの評価は肯定的。「イメージどおり」なのだとか。TVドラマ、全部で４シリーズ全１３話。１話90分番組でした（正味75分くらいですが）
ローワン・アトキンソンのNot The Nine Oclock News１＆２を買うときに、試しに第一シリーズのＤＶＤを買ってみたのでした。日本でもDVDBOXがでているんだけど、何しろボックス、10枚組みで4万円…高すぎ。イギリス版、ＤＶＤ2枚組み（各２話収録）で、約10ポンド、2千円位。全シリーズ買ったとしても8千円くらいだ！
大して期待していなかったんですが、まあまあ楽しめました。これを見た時点では、原作まだ第1作目（A Morbid Taste For Bones 聖女の遺骨求む）しか読み終わっていなかったせいで、キャラクターに対するイメージが固まりきっていなかったせいかも知れないけど、そんなに違和感はなかった。主役にちょっと戸惑ったけど…（なんか「薔薇の名前」のショーン・コネリーのイメージが頭の中にあったらしい…彼じゃないんだけどね、どう見ても^^；）
全体的に時間や俳優の制約から、原作を組み替えたり端折ったり、登場人物を入れ替えたり…はしていますが、少なくとも第一シリーズに関しては原作を尊重して頑張っているのが感じられる。そうはいっても、いかんせん75分でミステリー長編は時間が足りない。原作がページを割いている人間関係を追うことも無理だし。原作のセリフをそのまま使うあまり、辻褄合ってないんじゃないの…？と思われるところもあった（私がちゃんと理解していないだけかもしれませんが^^；） 状況説明も極力省いているようで、ただでさえ話に追いつけない私は結構大変。
ハンガリーのブダペスト近くにセットを組んで撮ったらしい。ＴＶドラマに凝ったことするなー。力はいってる作品なんだと思います。どういう状況で作られたのか知らないけど。カドフェルの作業小屋の造作なんかは凄くよく出来てます。
収録エピソードは以下の通り
One Corpse Too Many（死体が多すぎる）
The Santuary Sparrow（聖域の雀）
The Leper Of St Giles（死への婚礼）
Monk's Hood（修道士のフード）
オマケには役者経歴、撮影時のスチールとメインは主役のデレク・ジャコビのオーディオインタビュー。インタビューはラジオか何かからの転用なのだろう。映像も字幕もなし。ケチ。一枚に2話も入ってるのだから仕方ないのかもしれないが、字幕くらいつけてほしい。本編にはついてるのに…聴覚障害者はどうするんだ？
これを見て、メインキャラの一人、ヒュー・べリンガー（Under Sheriff/ 翻訳によると州執行副長官：警察役ですね）にはまりました（笑） 先に映像を見てしまったから特に、だと思うのですが。Ｓｅａｎ Ｐｅｒｔｗｅｅ…主役を張ることはあまりない、脇を固めることが多い俳優さんなのだけど、好演してます。ファンの間でも人気が高いようです。
残念ながら彼はファーストシリーズだけ。なぜだかこの役は安定しなくて、2−3シリーズが Eoin McCarthy、4シリーズ目がAnthony Green。インタビューで Ｄｅｒｅｋ Ｊａｃｏｂｉ も、「同じ役者が好ましかったが仕方がなくて…」といっていたけど。Ｗｅｂサイトを見てみると、シリーズ続行が決まるたびに「ショーンは帰ってくるのか？」というファンの声があったようで、うーん、やっぱり誰が見てもよかったんだなーと。日本でもＮＨＫで放映したドラマで彼を見て、ファンになった人もそれなりにいるようです。ものすごく早口なときがあって、凄く聴き取り辛いのだけど、彼の話し方好きです（笑）
さて、続きを買おうかどうしようかと迷って、ドラマ化された原作（日本語訳）をいくつか読んでみたりしました。…若者の恋愛ばっかしてんこ盛り（笑）なのがちょっと引っかかる（まとめて読むといい加減げっぷが出る）以外は、まあ面白かった。…んだけど、お気に入りのＳｅａｎ Ｐｅｒｔｗｅｅが役を降りてしまっていることもあって、いまいち「買い」の踏ん切りがつかない…（ミーハーだなあ）
