Black Adder Series  


クイーンエリザベス悪知恵執事


パート3のブラックアダ―執事・・・とバーと2のエリザベス女王(ミランダ・リチャードソン)


私はこれが一番すきなんですけど。今のところ。
大方の意見同様、全部で4シリーズあるうちの、 パート1、The Black Adder はいまいちだと思います。特ににあの最終回は、何が面白いのかわからなかった。シェークスピアの教養がないのがいけないんだろうか・・・? 

しかしシリーズ通して、なんかローワンの豹変振りに(ビーンとの違いはもちろん、各シリーズのキャラクターも)この人ホントに俳優なんだなあと思ってしまったりして。パート3のブラックアダ―のあの目つきはすごい! あのギョロ目で睨まれた日にはもう・・・。うふふふふ。

ボールドリック

そんなブラックアダ―に犬のようにこき使われる(Dogsbody)ボールドリックのかわいいこと!(?) ・・・絵はかわいくないけど。 この人(トニー・ロビンソン)顔は普通に整ってて、どこがどうって言うんじゃないんだけど、お馬鹿ゆえに、状況が理解できなくて困ったときの顔なんか実に愛らしいのだ。・・・と思うのだ。一応設定では汚くて臭くて毛むくじゃらでべとべとして不細工のきわみだということになっているけども・・・。

パート1ではブラックアダ―の小利口な従者だったのがパート2でパーシー卿の次に位置する阿呆、そしてパーシーなき後はジョージ王子と肩をならべ(王子のほうがちょっと馬鹿か?)・・・汚さアホさがどんどんエスカレートして・・・。最新作の「Blackadder Back & Forth」では、どうなってしまっているんだろう? ドキドキ・・・。(きっとビデオが出ると信じて待ってるから早くして!!) 

でもパート4最終回の最も感動的な最後のシーンは、彼とブラックアダ―とのやり取りだった!! う〜ん、かっこいいぞ!

あの最終回は、「コメディ史上に残る」感動のラストシーンって言われてるけど、あれを見たとき「ずるい」って思いましたね。もう、感動せずにはいられないってヤツじゃありませんか! 私は知っていてみたんですが、知らずに見た当時のイギリスの視聴者達はさぞかし感動で涙ちょちょ切れただろうなあと思っていましたが、実際すごかったみたいで、当時学校の先生から、「今までにあったどんなシリアスな戦争ものの番組よりも深い影響を与えた(生徒たちに)」とかなんとかいう内容の投書(?)があったらしいですな。みんな見ましょう!


パーシー・パーシー
パーシー・パーシー卿!彼の長い首と光るおでこは素晴らしい!この人(ティム・マキナニー)、パート1、パート2で変わらぬアホぶりを披露した後、 パート3でブラックアダ―に毒を盛られるヒーロー「紅ハコベ」を演じ、最後にはケビン・ダーリン大尉になった。間抜け役に型がはまってしまうのを恐れたってホントだろうか? 

本職は舞台俳優ってことだけど。実に素晴らしいアホ役だったから勿体無いたらありゃしない、って感じだけど、まあ、ダーリン大尉も捨てがたい。彼もやはり襟から覗く首筋がひときわ長かった。

ダーリンもそうだけど、この人の、目を細めた顔がとても好き。パート2の「酒」で、レディ・ホワイトアダ―とのやり取りはスンバらしい!! 同じくパート2「鎖」で女王に「黙るのと首を落とされるのとどちらかを選べ」といわれて真剣に考え込んでしまうところもいい!いつもレースのハンカチ持ってるんだよね。実にかわいいのだよ、こいつも!!!


キングエリザベス



クイーン・エリザベス! この方も演技派で、パート3のエイミー嬢はともかく、パート4のメアリー看護婦はちょっと分からなかった。(私だけか?) 彼女、パート2「鎖」でブラックアダ―に「あなたのいない人生なんて、折れた鉛筆のようなものです。――かけない(pointless)」といわれたときのあの表情、かわいい―――!!
カットはかわいくねえけどさ、見てない人(・・・はこのページなんか見てないか?)一度見てみてよ!

  ルテナンジョージジョージ中尉・・・と      ゴージャスジョージナ ゴージャス・ジョージナ

に・・・にてねえ!ヒュ―・ローリーってのは笑うと実になつっこい感じのする方で・・・でも、目つきはギョロ目。ローワンに勝るとも劣らぬほどの。阿呆振りでは前作のプリンスジョージにはちょっとかなわないけど(一応軍隊にいられるんだから、王子よりかなりましな筈)存在感はたっぷり、時としてボールドリックより馬鹿なのは相変わらず。心からブラックアダ―大尉を尊敬して慕っているとこなんか、なんともかわいい。しかし、その気(け)もないのに女装してメルチェットにプロポーズされてめろめろになって承諾してしまうって、どういう頭してんだろうね??? ブラックアダ―に「よくプロポーズを断れたな!」といわれ、恥じらいながら彼を上目遣いに見上げる場面はもう最高だ!!!


メルチー
そのゴージャス・ジョージナに一目ぼれした変態爺さんメルチェット将軍。=スティーブン・フライ(本人は若かったんだが・・・)うう〜、ホンモノのフライは絵とは違ってもっともっと人好きがする感じで・・・。

かなりでっかいんだけど、優しくてナイーブで、何ツーか「クマちゃん」のような・・・。「ピーターズ・フレンズ」で主役のピーターだったけど、なんかイメージはそんな感じだったりするんだなあ。すごい優しくて、友達思いの繊細なバイセクシャルの役だったけど。(イヤ、ただ見た感からだけなんですけど。) 

彼、「クマのプーさん」とかの朗読テープも出してるし、「ハリーポッター」は買ってみたけど、実に優しくて柔らかい感じの朗読でした。

ま、それはそうと、メルチェットというのはパート2でもやな奴ではあったけど、ここではそれに輪をかけてやなじじいでしたな。バカになったし(笑)彼の役どころでは、パート3のウェリントンなんか面白かったです。ジョージ王子をブラックアダ―と二人してぼかすか殴るところなんか。また、ヒュー・ローリーの殴られ方がうまいんだな、これが・・・!



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