ドイツレポート

6月4日

午前中はホテルをチェックアウトして荷物を駅に預け、それから画材屋を探して町をうろつく。前述の店に差し上げさせていただく(笑)イラストを描くための紙と彩色のための画材を探したかったのだが、なかなか見つからないのだ。やっと見つけて画材を物色したところ「コピック」が6ユーロ(700円くらいかな?)であまりの高さにびっくり。大概のものは日本よりずっと安いドイツだけど、こういう物だけは別格らしい。最初はコピックで色付けしようと思っていたのだけどあまり高いので、怖気づいて子供用のスケッチ絵の具を買った。

昼はメイン通りのカフェで「クネーデル」というものをちょっと食べる。ドイツの名物の一つという事で。山室静の「世界昔話」のドイツ/オーストリア編で話の中に出てきていたので名前は知っていたが食べるのは初めて。要するに芋団子だ。ところが店が外れで、ソースが塩辛すぎて…クネーデル自体は好きな味だったけどね。やっぱ観光地って言うのはリピーターを相手にすることが少ないからダメなのかなー。

サイン会の時間よりかなり早めに書店に到着。ニュルンベルグの中学生の学校新聞のインタビューを受ける事をコミックサロンで約束していたのと、そこで2枚カラーイラスト(なんてーか色紙みたいな簡単なものだけど)書店用と昨夜の店用と二枚描こうと思ったので。インタビュアーはかなり緊張していたみたいだけど、何とか終了。できた新聞はEMAの方に送ってくれるといっていたけど、たとえそこからこっちに送られてきても私にはドイツ語は読めないんだけどねー…。

でまあ、結構ファンが待っていたので、時間前にサインを始めたけど田舎のことゆえ(?)テレテレやってたら結局終了時間をオーバーしそうに。その日は移動して次の町に行く筈だったのを、調整しなおしてもらってもう一日ホテルを取ってもらってこの町で泊まることに。もっと早くそうすればチェックアウトしたりする手間は省けたのになあとブーたれる。

書店さんの好意でサイン会後、昨夜の例の店に車で行ってもらい絵を渡してお土産用のリキュールを買い(いいんだよ、ここの。あと地ビールもお勧めだ)、駅まで行って荷物を引き取り、新しいホテルでチェックイン。そのホテルのレストランでみんなで食事をして真夜中近くまで話し込んでしまった。…くだらない話なんだけどねー。英語ドイツ語ちゃんぽんの会話である。次の町の書店店主の変な趣味の話とか(爆)。日本のマンガってまだまだ狭い世界だから結構みんな知り合いだったりするらしい。明日は朝起きて行かなきゃならないんだけどねー。

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