ドイツレポート

6月14日

午後2時からAnimagic始まり。2時からEmaのブースでサインがあるけどそれまではヒマなので町をぶらつこうかと出かけたのだがだらだらしていて町は殆ど見ず、ドイチェスエックに行ってお昼を食べたら時間になってしまう。やれやれ。

で、ブースでサインなんだけど、会場は大変に暑い。コブレンツ自体がいつもならざる暑さ(Erlangenの時と違って、蒸し暑いのだ!!!)である上に、会場内はものすごい人口密度なんである。でもって、ドイツだから(なのかどうか知らないが)空調が、エアコンがない。でもってサイン始めると人の列ができるのでこれまたものすごく暑くなる。ここだけ夏コミになったみたいなのだ(夏コミの方が空調あるだけいいかもしれない。…ここ暫くご無沙汰だけども)。Emaのスタッフ、クリスティーンが横で仰いでくれるんだけど、とにかく汗びっしょりになってしまった。…どうしてドイツでこんなことに!!?

それからアニマニア誌のインタビュー(これはちゃんと通訳さんがいたので楽だった)のためにホテルのレストランに直行。これがまたエアコンがとってもきいていて、汗をかいたあとの体には寒いったらない。風邪気味なのになあ。その後は会場のそばのお城で「パネルディスカッション」と「サイン会」。ディスカッションには呼ばれた漫画家3人が顔をそろえる。(士貴智志さん森見明日さん、谷沢直)何をディスカッションするのかと思ったが、「ファンの質問」会だった。まあ、出る質問もErlangenとさほど代わり映えなし。ってーか、会場3分の1も埋まってないし(ホントに我々は人気あるのか??/爆)告知がまずかったってこともあったらしいけど。…段取り。

確かこの日城から戻った後だったと思うのだが(もう記憶ごっちゃ)ファン雑誌を出しているところからインタビューを申し込まれる。「日本語のできる通訳がいる」とユリアちゃんはいっていたが、「彼は英語ができないので私が通訳します」の通訳さんは英語だった。…おーい…。「もしも3つの望みがかなったらなにを願いますか?」とメルヘンのような事を聞かれる。前にもどこかで聞かれた記憶があるが、ヨーロッパってこういう質問定番なんだろうか。「”自分が満足できるマンガを一本でいいから描きたい”望みといったらこれくらいしかないです」、で、前には許してもらえたのだが、今回は「他の二つは? 家とか車とか、あるでしょう?」と食い下がられて困ってしまった。追い詰められて「家族の幸せ」(そんなこと願っちゃいない)と「世界の平和」(ちょっとは願ってるが)などと訳のわからない事を言ってしまった。あんまり恥ずかしかったので、今度聞かれた時に困らないようにその後ちゃんと2つの(現実的な)望みを考えたのだが、その後はこういう質問を受けることは無かった。

Animagicはこの通りとっくに始まっているんだけども、なぜか「オープニングセレモニー」は午後8時半時からステージで行われるとのこと。8時集合といわれたので、食事(ホテルのレストランで、「そぼろ飯」というメニューがあったが、でてきたのは似ても似つかないドイツ料理であった)を済ませてから集合場所に行くが、時間を30分過ぎても何の動きもなし。…段取り。素敵過ぎるぜ、ドイツ(笑)40分以上過ぎたところで、待ってても埒あかないからEmaのスタッフとお茶を飲もうとホテルのラウンジで(集合場所はホテルのロビー)コーヒーを注文したら「移動しまーす」。

オープニングといっても舞台に出て「こんばんは」とか何とか一言だけ言ってください、とのこと。どうやら前の催し物(ってーのかな)が推していたらしい。ファンが運営しているものだから、司会とか思いっきり段取り悪いようだ。プロじゃないからね。で、ご挨拶終わったら舞台をおりて、菅野ようこさんのピアノ演奏(ドイツの国歌もサービス。ピアノで柔らかく綺麗に編曲してあって好評。みんな感激してたみたい)、Miu(ポーランドのデュオ。とても上手に日本のアニメソングを歌いこなす。こっちでは大スターらしい)のステージを下で見物。ファンたちはとってもとっても熱狂して、一緒に歌って縦のりで踊って挙げ句の果てには前の人の肩に手をやって繋がって(ジェンカみたいなの。フォークダンスの…)舞台に上がってしまう。…すげえとしかいいようがありません。

その後は日本人ゲストの皆さんお食事会だったんだけど、やっぱり聞いていなかった谷沢はもう済ませてしまっていたので、さっき飲み損なったお茶とデザートだけいただく。それからEmaのスタッフと暫くラウンジでお話していたけど、Boysたちは明日のドイツ戦を見なければならないので(ドイツ時間の朝8時半からだった)引き上げていく(笑)「男ってのはね〜」とクリスティーン。アニメマンガ関係者もサッカーは気になるらしい。

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