ぶっ飛び新体操マンガ あかりCHUがえり パンサーが終わったら、今度は｢オリンピックにあわせて新体操漫画をやって」という指令が下った(笑)　この前に読みきりを一本描いていたんだけど、それは没で、（ははは）それよりこっちをやれと。新体操の人気少女漫画も、なんかあったらしくて「またパクリか!?」みたいな手紙も…その漫画があったから｢新体操」だったのかも。聞かなかったけど、結局。 内容はヒロイン「あかり」とライバルしのぶが喧嘩をしながら五輪に向けて特別選手養成所みたいなところにスカウトされて新体操に励むというスポーツマンが。一応。 このヒロインが甲賀の末裔でライバルは伊賀で、忍者だから身が軽くて天才的で、養成所は非公式（っていうのか？）なもので、アピールのために公式大会に殴りこみ(道場破りですな）をかけて…てな風にかなりハチャメチャな内容。おまけに男っ気まったくなしだったもんで、(そのせいかどうかは分からないけど）パンサーに比べると印象が薄いみたい。 この連載で始めてカラー表紙を描いて、｢これじゃだめ」とリテイクを食らった。塗り方がね、分からなかったのね。少年漫画の塗り方というか…(笑)　少女漫画のカラー表紙につき物のエアーも持ってなかったしね。エアー買ったのはピーチ始めてからだったのだ。

タイトルの｢宙返り」は担当氏作。こっちも特にいい案もなかったので、”宙返り”は新体操では反則だけど「まあいいか」と。どの道めちゃくちゃな話なんだし… でも、子供が誤解するといけないので一応説明的なコマも入れたりした…そういうつもりだったのかどうかは覚えていないけど、多分そうだったんだと思う。 話はともかく、二人の敵対関係というか、ケンカのシーンなんかは楽しく描けてたし、今でもまあ結構好きです。

新体操なんて、それまでまったく興味がなかったもんで、とりあえず本を買ってお勉強。ついでに｢取材」ということで担当にワコールカップに連れて行かれて取材。 …って、ただ観客席で見てただけだけど。でもってカメラマンが取った写真のベタ焼きを渡された。放映された大会はビデオもとった。 でも役に立ったかというとどうかなー。新体操らしくない内容だったしなぁ。 左)　ぴょんぴょん恒例の銀はがし用イラスト。｢銀」の部分まで描いてるところが笑えるじゃありませんか。 右)ペットの宙(ちゅう)と。これはタイトルからの単純な連想なので、タイトルが違ってたら小物はねずみじゃなかったかも知れない…。

で、下はその銀はがしの｢応募の仕方」のためのカット。こまこました仕事多かったなー(笑)

まったくもって、かけらも色気のない娘でした…5年生だったかな、設定は