真空地帯10 真空地帯9 真空地帯1−8

真空地帯8表紙谷沢直オリジナル個人誌

   真空地帯



今現在10巻まで進んでいます。
9詳細  10詳細

2巻だけは今のところ在庫切れ、マンガの代わりに小説として書き下ろしたものを充てています。

(状況によっては再販も考えてはいますが・・・)
             

カット集
(まあまあ見られるだろうカットを集めたら6以降のものばかりになってしまいました^^;)
             



真空8カット真空8カット2
 


以下の文章は「COMITIA」実行委員会発行「ティアズマガジン」 Vol.41 "Push & Review" に載ったレヴューを引用させていただきました。’97のもので、古いのですが内容の参考にしてください。(この当時5巻が最新刊でした)

真空地帯」とは「生き残れない場所」の意だろうか。この長編の主人公は小学生グループを率いるテツと一匹狼の薫。物語の第一部は一貫して子供たちのサバイバル・ストーリーだった。

 描かれているものは、叩きつけるような生への「衝動」。 よく言う「執着」 や「本能」 より激しいものに見える。何のために? と理屈をこねたくなる私や、困難に際して容易に死という選択肢を考える人々にとっては、その様はちょっとしたショックではないだろうか。真空地帯2より

 生きるために喰いたくないものを喰う。体を売る。人を襲う。そうまでして生き残りたくない者は死を選ぶ。子供たちの目の前で大人達が容易に押し流されていく中で、生き残りたいキャラクターだけが物語を紡いでいく。主人公テツは叫ぶ。「生き残ってやる、強者として!」 と。たとえ、偽りの目的や責任感にしがみついてでも。

 とりあえず物語りは最新刊の5巻で第三部に入った。 サバイバルな第一部を越えて、「真空地帯」が集団としての秩序を取り戻し始め「生きるために助け合う」という選択肢がようやく登場する第二部。 そして第三部ではついに「男女の愛情」が描かれ始め、封鎖地域と外との関わりが明らかになっていく気配だ。

 死に近い場所で、それでも生き残る人間の、生を支える「営み」を描く労作だと思う。生も死も生臭いものとして、お飾りなしでただ見据えようとする物語にどのような結末がありうるのか。個人的には、美しくないものを踏み越えて描かれる美しいものが好きなので、そういった期待も加わって目が離せない。

非常に長期にわたって描きつづけてくれる作者に、心から感謝。

(東京都・藤本裕子)

          カット・2巻より

――長期にわたって読みつづけてくださる方々には、本当に心から感謝です。
(ここに乗せる感想書いてやってもいいぞ、という方は是非メールください。お願いします。^^;)


真空地帯1‐7表紙(小さい絵をただ並べただけですが^^;)



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